UE5魔女狩りソウルライク『Witches of the New World』発表。17世紀末アメリカ・セイラムで、銃と剣の魔女狩りが始まる
デベロッパーのTagWizzは3月20日、ソウルライク・アクションゲーム『Witches of the New World』を発表した。対応プラットフォームは未定で、2025年にリリース予定。
『Witches of the New World』は、17世紀末の世界を舞台にするアクションアドベンチャーゲームだ。主人公は、魔女狩りを生業とするJedediah Hopkins。彼はイギリスから新大陸アメリカへと派遣され、Salemの町を訪れる。ここでは、住民たちが恐怖に怯え町から逃げ出すという奇妙な事件が発生していた。
Jedediahは、単なる集団ヒステリーなのか、それとも何らかの超常現象が実際に起こったのか調査を実施。その結果、悪魔を崇拝するカルト教団が、魔女のために働きSalemの支配を目指していることが明らかになる。そこでJedediahは魔女を追って、町の西部ある森へと足を踏み入れる。
本作のゲームプレイについてはまだ多くは明かされていないが、主人公Jedediahは火打ち石銃と剣を武器に敵と戦うという。公開されたトレイラーでは、異形のモンスターが敵として登場。Jedediahは敵の攻撃をかわしながら反撃し、剣で斬りつけてから銃を撃つ連携技や、敵の背後から剣でとどめを刺すシーンがみられる。本作はソウルライク・アクションゲームであると公言されていることから、歯ごたえあるバトルが展開されることになりそうだ。
本作ではこのほか、モラルに関わる複雑な選択に迫られることもあるとのこと。また世界観については、17世紀末当時のプロテスタント社会をもとに、ファンタジー要素を導入しているそうだ。開発元は、当時のアングロアメリカおよびその社会での内部対立は、これまであまり描かれてこなかった題材だろうとしている。Unreal Engine 5を用いて開発される美しいビジュアルも特徴のひとつとなる。なお、本作の舞台になるというSalem(セイラム)といえば、20人以上が刑死・獄死を遂げたとされる歴史上の事件「セイラム魔女裁判」が起きた地でもある。そちらも17世紀末の出来事であるほか、本作トレイラーでは同事件の中心人物となった少女Abigail Williams(アビゲイル・ウィリアムズ)の墓も描かれている。そうした事件も、本作のモチーフのひとつとなるのだろう。
本作の開発元TagWizzは、他社作品への開発協力などをおこなってきたメキシコのスタジオだ。CEOのAdrian Gimate-Welsh氏は、ラテンアメリカはゲーム市場として発展途上にあり、ゲーム開発拠点としても大きなポテンシャルがあるとコメント。そして『Witches of the New World』では、同スタジオがもつ高いスキルを示すだけでなく、ラテンアメリカを最高のデジタルエンタメ市場として位置付けることも目的にしているとのこと。
『Witches of the New World』は、2025年にリリース予定。対応プラットフォームは未定である。