モラルゼロの不適切医療シム『The Kindeman Remedy』発表、今秋発売へ。囚人相手に淫らな修道女と非道人体実験
パブリッシャーのAge of Games/デベロッパーのTroglobytes Gamesは3月14日、『The Kindeman Remedy』を発表した。対応予定プラットフォームはPC(Steam)で、2023年秋の発売が予定されている。Steamストアページ表記によると、日本語表示にも対応予定。
『The Kindeman Remedy』は医療シミュレーションゲームだ。主人公は、マッドサイエンティストな医者Carl Kindeman。不適切な医療手法を繰り返すKindemanは、医学界全体から嫌われ、刑務所に勤務することになったという。しかしそこには、彼にとって都合のいい研究材料たちと環境があった。プレイヤーはKindemanとして、囚人病棟で“医療”をおこなう。病棟に訪れる囚人たちを好きに扱い、自身の研究の糧とするのだ。そして自身の名を冠する医療法、「The Kindeman Remedy(Kindeman療法)」を創り出し、医者としての名声を取り戻すことが目的となる。本作には複数のエンディングが存在。プレイヤーの手によって、結末が変わるという。
本作ではキャラクターに指示を出して、上手く医療を管理していくことが主なゲームサイクルとなるようだ。病棟には計8つの部屋があり、それぞれの部屋で違った手法を取ることができる。電気椅子で悲鳴を上げさせたり、骨を溶かしたりなど、研究のために非道の限りをつくすことができるという。それぞれの部屋はアップグレード可能とのことで、さらに実験の幅を広げることができるのだろう。また、薬物などの医療品は無尽蔵ではないという。資源を管理しながらも実験をおこない、研究を進めていく必要があるようだ。
また、本作にはそんな狂った医者に加担する存在として、修道女のAnnaがいる。彼女はプレイヤーの指示通りに行動してくれるようだ。このふたりの行動を上手く管理して、病棟をまわしていくのだ。なおこのAnnaは淫らな修道女(a lascivious nun)と紹介されている。本作には時間制限があるとみられ、トレイラーのプレイ画面右上には時計のようなUIを確認できる。時間内に目的を達成するために、ふたりへ効率的に仕事を振っていくことが求められるだろう。
本作の開発をおこなうのは、Troglobytes Games。同スタジオは過去に、サイバー侍アクション『Blind Fate: Edo no Yami』をリリース。また同スタジオは、Bad Vice Gamesが手がける『Ravenous Devils』のパブリッシングをおこなっていた。2022年4月に発売された同作は、上の階の仕立屋で人を殺して、下の階で人肉料理店を営むという経営シミュレーションゲームであった。本稿執筆時点ではSteamユーザーレビュー5390件の内、93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
Troglobytes Gamesの公式Twitterアカウントは、『Ravenous Devils』を楽しんだプレイヤーに向けて本作『The Kindeman Remedy』を押し出している。非道さや経営管理シムという共通点もあり、『The Kindeman Remedy』と『Ravenous Devils』を遊び比べてみるのも面白いだろう。
『The Kindeman Remedy』はPC(Steam)向けに、今秋発売予定。Steamストアページによると、日本語表記に対応予定だ。