ドット絵戦争SLG『Wargroove 2』発表、日本でも発売へ。ローグライク要素のあるモードなど盛り込む
パブリッシャーのChucklefishは3月8日、ターン制戦略ゲーム『Wargroove 2』を発表した。対応プラットフォオームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、配信日は未定。ゲーム内は日本語表示に対応する。なお、弊誌がChucklefishに確認したところ、Nintendo Switch版は日本でもリリース予定とのことだ。
『Wargroove 2』は、2019年にリリースされたターン制戦略ゲーム『Wargroove』の続編だ。前作は、『ファミコンウォーズ』や『ファイアーエムブレム』『タクティクスオウガ』『XCOM』などから影響を受けて開発。プレイヤーは、祖国を追われたマーシア女王を救うために、軍隊を率いて戦った。そして本作は、前作にて平和を取り戻してから3年後の世界を舞台にする。
本作の舞台となる世界オーラニアでは、野心を持つ異国の勢力が禁じられたテクノロジーを掘り出そうとしており、ふたたび恐ろしい悲劇をもたらしかねない状況にあるという。そしてプレイヤーは、1つの複雑に絡み合った物語に続く3つのキャンペーンを戦い、壊れた世界を元に戻すことを目指す。
基本的なゲームプレイは、前作のものを踏襲したかたちになる模様。プレイヤーは主人公となる指揮官を選択し兵士をリクルートして、マップ環境や天候、戦場の霧要素などが絡むターン制の戦略バトルに臨む。各指揮官にはグルーヴと呼ばれる固有の特殊スキルをもっており、ゲージを溜めて発動することで戦況を一変させることができる。また、最大4人でのマルチプレイにも対応。ルールのカスタマイズが可能な非同期の協力プレイや対戦プレイを楽しめるそうだ。
本作での新要素としては、まず新たな指揮官キャラクターが登場。トレイラーでは、サフラン諸島を拠点にする海賊ナディアが紹介されている。また、先述した指揮官固有の特殊スキル・グルーヴには新たなシステムが導入。詳細は不明ながら、段階的に強化できるような内容になるようだ。このほか、日没後に戦うナイトモードも用意される。
さらに、ソロプレイ用の新ゲームモード「コンクエスト」が登場。同モードは、小規模ながら目まぐるしく展開が変わるバトルが特徴の、ローグライク要素のあるゲームプレイになるという。繰り返しプレイする前提のモードとなることが予想されるが、ゴールドや体力、またすべての選択が引き継がれるとのこと。
オリジナルの冒険を創り出せるゲームエディターは、前作に引き続き搭載。カスタムマップやカットシーン、キャンペーンを作成し、コミュニティ内で共有することもできる。
前作はデベロッパーでもあるChucklefish自身が開発したが、本作はRobotalityと共同開発する。同スタジオは、これまでに戦略アドベンチャーゲーム『Pathway』や戦略RPG『Halfway』といった作品を手がけ、Chucklefishがその販売を担当していたという間柄。本作の開発においては、高い評価を得た前作の世界観を大事にしながら、新鮮さもたらし新たなレベルに引き上げたいとのことである。
『Wargroove 2』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに開発中。配信日は未定だ。