狩野英孝さん、『逆転裁判123』をプレイし始めるもすべてを間違える。初手「逆転裁判ヒャクニジュウサン」から始まるズッコケゲーム配信

狩野英孝さんは3月1日、『逆転裁判』シリーズのプレイを開始した。狩野さんらしくいろいろと間違っている。

お笑い芸人の狩野英孝さんは3月1日、『逆転裁判』シリーズのプレイを開始した。狩野さんらしくいろいろと間違っているとして、ユーザーの笑いを誘っているようだ。

狩野英孝さんは、マセキ芸能社所属のお笑い芸人だ。宮城県出身で、コメディアンやシンガーソングライターとしてブレイク。活動の幅は広いが、今特に脚光を浴びているのはゲーム実況だ。狩野さんはもともと天然キャラとして愛されているが、その天然キャラはゲーム実況でも炸裂。ホラーゲームではしっかりビビるほか、ゲームの各要素にとんちきなリアクションをするなど「面白い反応をする天然ゲーム実況者」としての地位を確立しつつある。スクウェア・エニックスは狩野さんの実況を主体としたシリーズを展開するなど、メーカー側からも重用される存在だ。

※ 狩野さんの実況で有名な、『バイオハザード4』の一幕

『Dead by Daylight』や『サイコブレイク』など、ホラーゲームの実況に定評がある狩野さんであるが、今回は親交もあるカプコンの『逆転裁判』シリーズの実況を始めたようだ。しかしながら、出だしがすべて間違っているとして笑いを誘っている。

狩野さんは挨拶をした後ゲームを起動し、タイトルコール。出だしから「ギャクテンサイバン、ヒャクニジュウサン!」とコールした。狩野さんがプレイをしているのは『逆転裁判123 成歩堂セレクション』。同シリーズの3作品をひとまとめにし、リマスターした作品だ。「1」と「2」と「3」の詰め合わせである。こうした背景を知らなくともなんとなく読めそうだが、奇才狩野さんは123を「ヒャクニジュウサン」と読み、視聴者のツッコミを誘いつつ、ゲームを開幕させた。

※ なおカプコンのTVCMによると、正しい発音は「ワンツースリー」のようだ。


狩野さんの天然は止まらない。次は「成歩堂セレクション」を誤読。「ジョウホドウセレクション」と発音した。特に違和感もなくその読み方を受け入れ、「主人公はジョウくんかな」と納得した。読み方は知らないのに、なぜか成歩堂が主人公であることを理解。既存知識と誤読を織り交ぜて、自分で納得するおかしな思考っぷりは、狩野さんならではだろう。


そしてその後、「ジョウくんのセレクション、逆転裁判ヒャクニジュウサンをプレゼント……プレゼントじゃない、裁判プレイさせていただきます」と述べた。間違いが多すぎてツッコミが追いつかないが、狩野さんはそんなことは気にしない。

その後、視聴者からのジョウホドウではなくナルホドウであるとの指摘を受けて、自分で発音したにもかかわらず謎の爆笑。「ナルホドウ!まさにナルホド!」と、意味不明なコメントを残した。一体なにが「まさに」なのか。そして「裁判官だから!」と考え納得。なお、成歩堂は弁護士である。どこから裁判官であるという話がきたのか。

そして「ああ、ナルホ ドウさんっていうんだ!(成歩堂の名前は、成歩堂 龍一)」と勝手に納得。視聴者のツッコミを無視して、音量についてトピックを変えつつ、のんきにゲームを始めた。


狩野さんは、タイトルの読み方を二度間違え、成歩堂を勝手に裁判官だと勘違いするなど、1分という短時間に無数のボケを詰め込みまくるスタートを切った。『逆転裁判』シリーズはクセ強めなキャラ名も多く、ファンにとっては当たり前でも、初見としては間違えてしまうところもあるだろう。とはいえ、タイトルコールの時点でこのボケっぷりは、まさしく狩野英孝さんといったところだろう。この反応がSNSなどで笑いを誘っているわけだ。


『逆転裁判』シリーズは、推理要素の強いゲーム。天然な狩野さんにクリアできるのかと危ぶまれたが、そこはパフォーマーということもあってか意外にもサクサク進行。ひとつの矛盾を指摘するにしても仰々しく画面を切り替えて格好をつけたり、「真実はいつも必ず絶対ひとつ」といった、意味のわかるようでわからない名言を重ねるなど、らしさあふれるゲーム配信にて『逆転裁判 蘇る逆転』のプレイを進めている。

ゲーム配信については、さまざまなプラットフォームで多くの配信者が挑んでいるジャンル。狩野英孝さんは、もともとの知名度が高いだけでなく、「ゲームに対して素直な反応をし、視聴者を楽しませつつ、ゲームの魅力を引き出す」というゲーム実況のプリミティブな面白さを自然と発現している。今回の『逆転裁判』シリーズ実況は、出だしからツッコミどころが満載である。そうしたボケだらけの配信は、結果として視聴者をゲームとプレイに引き込む、妙手であるといえそうだ。

狩野英孝さんの『逆転裁判 蘇る逆転』実況はEIKO!GO!!にて連日配信中。また『逆転裁判 蘇る逆転』をプレイできるセット『逆転裁判123 成歩堂セレクション』は、PS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam)/iOS/Android/ニンテンドー3DS向けに発売中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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