『スプラトゥーン3』の「ナワバトラー」のオンライン対戦機能がついに解禁へ。最大10人ルームで陣取大戦

任天堂は2月23日、『スプラトゥーン3』の新シーズン「2023春 Fresh Season」の新要素を発表した。本作から追加された「陣取大戦ナワバトラー」の通信対戦機能が実装されるほか、2つの新ブキについて明らかになった。

任天堂は2月23日、『スプラトゥーン3』の新シーズン「2023春 Fresh Season」の新要素を発表した。本作から追加された「陣取大戦ナワバトラー」(以下、ナワバトラー)の通信対戦機能が実装されるほか、2つの新ブキについて明らかになった。

ナワバトラーは、『スプラトゥーン3』から登場した2人対戦プレイの陣取りゲームだ。マス目状のステージを広く専有できたプレイヤーが勝者となる。それぞれのプレイヤーが15枚のカードから構成されるデッキを持ち寄って対戦することになる。カードはそれぞれステージのマス目を埋められる範囲が違っており、うまくカードを組み合わせて相手に埋められず、自分が優位に立てるデッキを作っていくことが楽しめるゲームだ。なお、ナワバトラーという名称のとおり、『スプラトゥーン』シリーズにおけるルールのひとつであるナワバリバトルをモチーフにしたゲームである。カードも『スプラトゥーン3』に登場するキャラクターのほか、バトルで使用するブキや「サーモンランNEXT WAVE」に登場する敵なども盛り込み。本作の「塗る」というシステムを巧みに落とし込んだ陣取りゲームとなっている。

現在おこなわれている「2022 冬 Chill Season」まで、ナワバトラーはCPU対戦のみとなっていた。バンカラシティ内に対戦できるほかのプレイヤーが立っているものの、プレイング自体はCPUがおこなうものだった。それがこのたび、待望の通信対戦が解禁されることとなった。ナワバトラーの通信対戦をおこなう際には、ロビーの2階にある対戦台のほか、イカッチャでも対戦することが可能とのこと。フレンドやチャンネルのメンバーと部屋を作り、ロビーでは最大10人、イカッチャでは最大8人で利用できるそうだ。ようやく人と対戦できるようになることで、ナワバトラーがほかのゲームモード同様に盛り上がることになるかもしれない。

さらに「2023春 Fresh Season」には、ナワバトラーの23種類の新たなカードが追加されるそうだ。いつもとは違うすりみ連合の3人やハイカラシティの住人、さらに新ブキや新スペシャルウェポンなど、全23種の名称と塗り範囲が明らかになっている。新シーズン開幕からすぐに入手できるかどうかは運次第だが、これらを眺めて新しいデッキを考えるのもいいだろう。

そして、もちろん本日も新たなブキが発表されている。そのひとつの「ヒッセン・ヒュー」は、「ヒッセン」のバリエーションとなるブキだ。サブウェポンに「タンサンボム」、スペシャルウェポンには「エナジースタンド」を装備。タンサンボムを投げ込んで一気に敵に近づき、ヒッセンの射程圏内で確実に敵を倒すという運用方法が想定されているのだろう。メインウェポンの圧力とエナジースタンド使用による機動力も駆使して、相手を抑え込みたい。

さらに、本日発表された2つ目のブキが「ボールドマーカーネオ」だ。サブウェポンに「ジャンプビーコン」を、スペシャルウェポンに「メガホンレーザー5.1ch」を装備している。メインウェポンの「ボールドマーカー」は連射力と攻撃力に優れたブキであるものの、その射程はシューターの中でも最短。射撃精度も悪いため、超近距離用ブキだ。ボールドマーカーネオに与えられた構成の中で、メガホンレーザー5.1chは遠距離の敵への攻撃としても、接近するきっかけとしても役に立ちそうだ。ジャンプビーコンに関しては、戦線復帰に役に立つだろう。味方にエナジースタンドを持つプレイヤーがいるのならば、うまくシナジーも働く。戦場をスーパージャンプで縦横無尽に飛び回り、状況に応じて味方と息を合わせて戦いたい。

もう1つ、「2023春 Fresh Season」の新機能として、ジュークボックス機能も発表された。おカネを100G投入することでロビーの音楽を好きなものに変更できる機能だそうだ。プライベートマッチ時には、同じ部屋にいるほかのプレイヤーにも共有されるとのこと。ナワバトラーがロビーで通信対戦できるようになり、ロビーにいる時間がより多くなることが予想されるため、嬉しい機能だ。

『スプラトゥーン3』はNintendo Switch向けに発売中。「2023春 Fresh Season」は、3月1日開幕予定だ。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

記事本文: 381