魔法料理&町探索ゲーム『Magical Delicacy』発表。緻密ドット絵で描く、穏やかな港町と見習い魔女のごちそう作り

 

パブリッシャーのWhitethorn Gamesとデベロッパーのskauleは2月19日、『Magical Delicacy(マジカルデリカシー)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびXbox Series X|S。Xbox/PC Game Pass加入者向けには、発売日より追加料金なしで提供される予定だ。なおSteamストアページの記載によれば、本作は日本語でのプレイに対応するという。

『Magical Delicacy』は、魔法料理の店を経営しながら町を探索するアドベンチャーゲームだ。主人公であるかけ出しの魔女・フローラは、崖の上にある港町を訪れる。この町には未開の島々を目指す冒険者たちが暮らすほか、対立しあう魔女たちの集まりもあるようだ。主人公は一人前の魔女になる夢をかなえるため、この町に店を開く。



Delicacyという言葉には、繊細さのほかに「ごちそう」「珍味」の意味もある。主人公は魔法で料理を作り、人々に提供するのだ。客のリクエストに応えるには、材料を選び、料理の性質を見極めねばならないという。レシピどおりに作るのはもちろん、時にはプレイヤーが自分で創作料理を作ることも可能だ。港町の郷土料理のほか、フローラの故郷の料理、さらにはお茶やお菓子、秘薬まで作れるとのこと。作った料理や秘薬は、店で売ったり配達したりすることができる。

商売の拠点となる店は、さまざまなカスタマイズが可能だ。新しい道具を手に入れたり、部屋をアンロックしたりして料理の効率を上げることができる。庭で植物を育てて、余った材料を倉庫にしまっておくことも可能だ。料理に必要な材料は、商人から購入するほか、町で採取することでも入手できる。



崖の上の港町には、フローラのほかにもさまざまな人々が暮らしている。魔女のカシアと魔法使いのタウノは、かけ出し魔女である主人公を手引きしてくれる。しかし2人は、魔法に関する対立にも主人公を利用しようと考えているようだ。そのほかにも不思議な旅人や店の主人、昼か夜にしか現れない職人など多彩なキャラが登場するという。

島には忘れ去られていた秘密や、そこに住まう不思議な生き物もいるとのこと。魔女として成長し移動能力を高めることで、新しい場所やルートが見つかることもあるという。魔法料理の店を切り盛りしつつ、町の探索を進める、経営シミュレーションとアドベンチャー要素をあわせもった作品になりそうだ。

『Magical Delicacy』は2024年発売予定。対応プラットフォームはPC(Steam)およびXbox Series X|S。