SteamローグライクSTG『Rhythm Storm』発表。『Vampire Survivors』や『Geometry Wars』の影響受ける、ビカビカ眩いリズムシューター
デベロッパーのRadiangamesは2月15日、ローグライク・シューティングゲーム『Rhythm Storm』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年第4四半期に配信予定。
『Rhythm Storm』は、ローグライク要素のあるシューティングゲームだ。1楽曲=1ステージとなっており、8小節ごとのウェーブ制で四方八方から現れる敵を倒しながら、曲の終わりまで生き延びることを目指す。見下ろし型視点が採用され、一見するとツインスティックシューターのようにも思えるかもしれないが、敵へのエイムやショットはオート。プレイヤーは自機の移動や、アビリティ発動の操作に集中するかたちとなる。
敵を倒すと経験値を入手し、一定値まで貯まるとアップグレードを2種類入手可能。ショット攻撃力や射撃速度、エイム速度などを向上させたり、いわゆるオプションとなるドローンの装備数を増やしたりなど、さまざまなアップグレードがランダムで提示されるようだ。また、特定ステージでの入手アップグレードを記録し、同じアップグレードを自動で獲得しながら再プレイできるEncore Upgradesと呼ばれるモードも用意。アップグレード選択のために楽曲が中断されることなく楽しめるモードである。
本作は、楽曲のリズムと同期したゲームプレイが特徴となる。先述した、8小節ごとの敵ウェーブはその要素のひとつ。また、敵はリズムに合わせて移動や攻撃をし、ステージの環境や背景、UIもビートを刻むようなかたちで変化を見せるという。一方で、自機に関してはリズムとの同期要素は存在せず、自由にプレイ可能。ただ、リズムに合わせてアビリティなどを使用すると爽快感がアップするそうだ。
このほか、本作のビジュアルも魅力のひとつだろう。シューティングゲーム『Geometry Wars』や映画「トロン: レガシー」から影響を受けたというベクターグラフィックが採用され、敵を倒した際などにはGPUパーティクルによる無数の光が飛び散る。開発元は、最高のビジュアル体験を得るには1440p以上・120Hz以上のモニタでのプレイを強く推奨するとしている。
本作を手がけるRadiangamesは、インディー開発者Luke Schneider氏の個人スタジオ。物理解体シミュレーションゲーム『Instruments of Destruction』や、ツインスティックシューター『Devastator』、パズルゲーム『Slydris』シリーズなどの開発で知られている。本作は、同氏が得意とするツインスティックシューターの次回作にローグライク要素を組み合わせようと模索していた際に、『Vampire Survivors』と出会って生まれたという。
実際、本作は『Vampire Survivors』からの影響を強く感じさせるシステムが採用されている。ただ、Schneider氏が同作の存在を知ったのはかなり遅かったそうで、さらにフォロワー作品が次々に現れている状況も把握していなかったとのこと。それでも、競争はモチベーションになるとし、何より本作は制作していて楽しい作品であると述べている。
『Rhythm Storm』は、PC(Steam)向けに2023年第4四半期に配信予定。また、アルファ版のデモが2月21日に配信予定となっている。