Steam墨絵風ローグライト『Bing in Wonderland』が好調な滑り出し。ユーモアあふれるゆるめ世界でハイテンポバトル

デベロッパーのWanba Studioは1月13日、ステージクリア型ローグライト『Bing in Wonderland』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。同作は小規模スタジオ作品として好調な滑り出しを見せている。

デベロッパーのWanba Studioは1月13日、ステージクリア型ローグライト『Bing in Wonderland』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。同作はSteamユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得し、小規模スタジオ作品として好調な滑り出しを見せている。


『Bing in Wonderland』はステージクリア型のローグライトアクションゲームだ。プレイヤーは好きなキャラクターと武器を選択してバトルを開始。画面内に現れる敵たちを、武器やスキルのほか、尻での踏みつけ(Butt Slam)などを駆使してハイテンポに撃破していく。敵撃破時やステージクリア時に獲得できる各種通貨を用いて強化を購入し、自キャラをアップグレードしながらステージを進めていくのだ。本作はローグライト作品として、敵にやられた際には進捗がリセット。しかし、拠点では周回をまたぐ強化も購入可能となっている。

本作には現在弓、槍、大砲、斧、ハープといった武器が実装されている。自キャラも複数種類が用意されており、それぞれが固有のスキルを持っている。また、周回をまたぐ強化項目はステータス強化、スキル開放など多岐にわたっているため、プレイヤーそれぞれに好みのビルドや戦い方が見つかることだろう。また敵についても、ダメージ判定が長く残る霧を出す、雷を放つ、槍を持っての突撃など、さまざまな能力を持つ敵が待ち構えている。対処に工夫が必要な敵もおり、敵に応じてどのようなビルドが有効か探すことも、1つの楽しみになるだろう。

本作は墨絵のような特徴的なデザインで描かれた独特な世界観も特徴となる。描かれたグラフィックからはユーモアも感じられる。たとえば、自機の強化に用いる通貨の1つが空から降ってくるナンになっていたり、ヘッドバンギングをしながら二足歩行をする魚頭の敵がいたりと、シュールなネタも豊富だ。


本稿執筆時点で、本作には447件のSteamユーザーレビューが寄せられている。その内97%が好評としており「非常に好評」ステータスを獲得している。寄せられたコメントを見ると、ハイテンポなゲームプレイや独特の世界観などが評価されているようだ。ボリュームが物足りないとするコメントもいくつか寄せられている。本作は今後もアップデートを重ねていくとのことで、ボリューム増加にも期待したい。

なお、本作開発元のWanba Studioは過去にSteamで格闘ゲーム『Wanba Warriors』をリリースしている。こちらもSteamユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得している。同作は『Bing in Wonderland』同様、墨絵調の特徴的な絵柄で描かれている。そうしたデザインが気に入った方は、『Wanba Warriors』もプレイしてみるとよいだろう。

『Bing in Wonderland』はPC(Steam)向けに発売中。1月20日まではリリース記念セールとして、900円で販売中だ。

Masayuki Kusano
Masayuki Kusano

ゲームの可能性を広げたい人。雑食ゲーマーで、特にカード/テーブルゲームとMoba、レトロゲームが好物。

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