金は力なり、経済RTS『Offworld Trading Company』が4月28日にフルリリースへ。火星で繰り広げられる企業間の市場戦争を描く

パブリッシャーのStardock Entertainmentは、経済RTS『Offworld Trading Compnay』を2016年4月28日にリリースすると発表した。同作は2015年2月からSteam早期アクセスを通じ販売されてきたタイトルで、約1年の時を経てフルバージョンが発売されることになる。

パブリッシャーのStardock Entertainmentは、経済RTS『Offworld Trading Compnay』を2016年4月28日にリリースすると発表した。同作は2015年2月からSteam早期アクセスを通じ販売されてきたタイトルで、約1年の時を経てフルバージョンが発売されることになる。現在の早期アクセス版は3980円で、4月28日のフルリリース以降も価格は変動しない。

『Offworld Trading Company』は、2013年11月にプロジェクト「Mars」として正式発表されたタイトルだ。開発を担当するのは『Civilization IV』などのデザイナーとして知られるSoren Johnson氏と、彼が率いるストラテジーゲーム開発スタジオMohawk Games。クラシックなRTSデザインながらも軍事ユニットや戦闘要素は登場せず、お金とお金で戦う企業間の戦いが描かれる。

各マッチは最大8人のプレイヤーおよびAIでプレイすることが可能だ。企業を運営するプレイヤーたちは、施設を建てて資源を採掘し、時には加工したりして、それらを市場で売買する。その利益で敵対企業の株式をすべて買うことができれば勝利となる。何十種類もの資源は常に価格が変動しているため、プレイヤーたちは他社の戦略やマーケットの動向を常に考えた動きを取らなければならない。

けっしてとっつきやすいタイトルではないのだが、ユニット操作などの指先のテクニックが求められないので、ほぼ純粋に知能戦が楽しめるのも本作の魅力の1つと言えるだろう。弊誌では早期アクセス版『Offworld Trading Company』のプレビューも掲載しているので、お金とお金の戦いに興味を持った読者はチェックしてみて欲しい。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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