EAのスポーツゲーム『Madden NFL 23』、“障害発生中にログインしたユーザー”のセーブデータ破損。60%のデータは復元不可の見込み
アメリカンフットボールゲーム『Madden NFL 23』にて、一部ユーザーのセーブデータが破損するトラブルが発生し、販売元のEAが謝罪する事態となっているようだ。海外メディアArsTechnicaなどが報じている。
『Madden NFL 23』は、アメリカンフットボールゲーム『Madden NFL』シリーズの最新作。本作では昨年12月27日頃から数日間にかけて、オンラインのFranchiseモードのサーバーに障害が発生。同モード内のリーグが表示されず、エラーとなる問題が続いたとのこと。さらに、障害発生中にログインしようとしたユーザーにおいては、データストレージの問題によりユーザーのデータが破損してしまったという。影響は、Franchiseモード・CFM(Connected Franchise Mode)のリーグ・Face of the Franchiseのセーブデータに及ぶ。
現在EAは、バックアップを用いて破損したセーブデータの復元に努めているものの、すべて復元することは不可能であるとして謝罪。開発チームは、全体のおよそ40%しか復元できないだろうと見込んでいるとのことだ。同社は、障害発生期間中にログインしたユーザーに対し、Franchiseモードを新規にプレイし直すことを勧めているが、Redditなどのコミュニティでは動揺や怒りを述べるユーザーが相次ぐ状況となっている。
セーブデータ破損の影響を受けたとみられるのは、あくまでサーバーの障害が発生していた期間中にログインしたユーザーに限られる。ただ、『Madden NFL』シリーズの人気モードであるCFMなどは、長期間プレイしコミュニティを築いてきたユーザーも多いようで、影響を受けたユーザーは大きなショックを受けている模様である。EAは、セーブデータ復元に関する情報を今後発表するとしている。
『Madden NFL 23』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに販売中だ。