『ポケモンSV』にてエースバーン解禁へ。『剣盾』で猛威を振るった最強級ポケモン、いざパルデアへ
株式会社ポケモンは12月19日、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のテラレイドバトルにてエースバーンを登場させることを発表した。事実上のエースバーン解禁となる。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、『ポケットモンスター』シリーズの最新作。ゲームフリークが開発を手がける。本作の最大の特徴は、オープンワールドを舞台に、境目なくシームレスに広がる街や大自然が楽しめること。広大なフィールドで新たな冒険が繰り広げられる。
同作においては、過去作のすべてのポケモンが登場するわけではなく、一部のポケモンが登場する。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』では現在はテラレイドバトルなどで、過去ポケモンを新たに登場させる手法をとっている。そしてこのたび、エースバーンがテラレイドバトルに登場する。捕獲できるのは1匹のみ。
エースバーンは、2023年が“卯年”であることにちなんで、2022年12月30日~2023年1月2日、2023年1月13日~1月16日の期間にテラレイドバトルに登場。★7の黒い結晶から登場するそうだ(黒い結晶はクリア後に一定の条件を満たすことで挑戦可能)今回のエースバーンのテラスタイプはかくとうタイプになるという。二つ名として「さいきょうのあかし」がついている。
エースバーンといえば、『ポケットモンスター ソード・シールド』にて初登場したストライカーポケモン。御三家のほのおポケモン、ヒバニーの最終進化系だ。このエースバーンは『ソード・シールド』においてその強さは最強クラスであった。というのも、同作の発売後アップデートにてエースバーンの隠れ特性である「リベロ」が解禁されたからだ。
リベロは、技を出すと自分がその技と同じタイプに変化するという特性だ。常にタイプ一致で技を出すことができ、かつ自分のタイプを自由に操作できる。もともと強いとされていた「へんげんじざい」と同様の特徴があるわけだ。エースバーンは、素早さと攻撃に秀でており(種族値は530)、かつ覚える技範囲も多い。素早く火力があり、型が多彩で打ち分け範囲も広く、かつリベロ持ちで、専用技も強力ということで、『ポケットモンスター ソード・シールド』の対戦環境では長きにわたり使用率上位グループに留まり続けた。
一方で、今作より「へんげんじざい」の仕様に変化あり。タイプ変化については、戦闘に出るたびに「1回だけ」出す技のタイプに変化するという特性になっている。つまり、戦闘の場に出た際にできるタイプ変化が1回に限定された。一度手持ちに戻せばタイプ変化は可能であるものの、以前よりはやや使いづらくなった。とはいえ、へんげんじざい持ちのマスカーニャがランクバトルで活躍するなど、引き続き強い特性ではある。エースバーンがリベロ持ちなのか、そのリベロの仕様はどのようになっているのか、気になるところだろう。ガラルで暴れまわったストライカーは、パルデアでも猛威を振るうのだろうか。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は、Nintendo Switch向けに発売中。現在開催中のテラレイドバトルとしては、リザードンが登場するイベントが今日まで開催されている。