Steam ネコちゃんボドゲ『Quilts and Cats of Calico』発表。『WINGSPAN』を手がけたスタジオがおくる、ネコ招き寄せ対戦ボードゲーム
デベロッパーのMonster Couchは12月8日、パズルボードゲーム『Quilts and Cats of Calico』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamのストアページによると、配信時期は2023年を予定しており、ゲーム内は日本語表示に対応する見込み。
『Quilts and Cats of Calico』は、2020年に発売されさまざまな賞を受賞した1~4人用のパズルボードゲーム「キャリコ ~陽だまりネコとパッチワーク~」(以下、キャリコ)をデジタル化したもの。プレイヤーの主目的は、いくつかの柄をもつパッチワーク(布切れ)から、綺麗でふわふわなキルトを縫い上げることだ。色や模様をうまく揃えた組み合わせのキルトを縫い上げることで、高得点を獲得できる。縫い上げたキルトに可愛らしいボタンを付けることや、出来上がったキルトの柄に興味をもったネコちゃんを呼び寄せることで、さらなる高得点を獲得できる。
本作は原作となるボードゲーム「キャリコ」をベースに、ネコちゃんでいっぱいのほのぼのとした優しい世界に浸れる雰囲気の作品に仕上げているとのこと。キルトに乗ったネコちゃんの足の重みでキルトが沈み込む様子や、満足したネコちゃんがゴロゴロと鳴く音なども表現しているそうだ。
また、ネコちゃんはゲーム中のプレイヤーの行動に積極的に反応するという。それぞれ独特な性格をしているネコちゃんたちは、ボード上をのんびりと観察したり、暴れて走り回ったり……時には至福のうたた寝に陥ったりするそうだ。こうしたネコちゃんたちとゲーム中にやりとりしたり、ナデナデして可愛いがったり、邪魔になったら追い払ったりもできるとのこと。
ほかにも自分だけのネコちゃんを登場させる機能も実装予定。名前をつけ、毛の色を選び、さまざまな衣装を着せた自分だけのネコちゃんをゲーム上に登場させることができるそうだ。
本作はフレンドとのオンラインプレイのほかに、マッチング機能も実装予定。1人用ゲームモードも存在し、さまざまな難易度のAIと対戦することができるという。リラックスした雰囲気の中でプレイヤーの腕を磨くのに最適なモードとなっているとのことだ。
また本作にはストーリーモードも用意されているそうだ。ストーリーモードでは、スタジオジブリに影響を受けた非日常の世界の中、プレイヤーはキルトを縫う「巡回仕立て屋」となり、戦争で荒廃した世界を旅する。旅の中でプレイヤーは、仕立て屋を脅かす冷酷な企業に立ち向かうことになるという。もちろん、同モードにもネコちゃんたちが登場し、重要な役割を果たすそうだ。
本作を手がけるMonster Couchはポーランドを拠点とするゲームスタジオ。同スタジオは過去に鳥が主役の戦略カードゲーム『WINGSPAN』を制作している。『WINGSPAN』も『Quilts and Cats of Calico』と同様にボードゲームをデジタル化した作品だ。『WINGSPAN』はSteamにて本稿執筆時点で5000件を超えるユーザーレビューを集め、うち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。美麗な鳥のデザインや、リラックスした雰囲気、デジタル化にあたっての再現度の高さなどが高い評価に繋がっているようだ。そうした実績をもつ同スタジオが手がける『Quilts and Cats of Calico』に期待が高まる。
『Quilts and Cats of Calico』はPC(Steam)向けに開発中。配信時期は2023年を予定している。