『スマブラSP』を「69時間」ぶっ続けでプレイした配信者現る。ギネス世界記録更新を目指して

ある配信者がギネス世界記録を目指し、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』をプレイ。3日間にわたる挑戦の末、「69時間4分20秒」という記録を樹立した。

ある配信者がギネス世界記録を目指し、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、『スマブラSP』)をプレイ。3日間にわたる挑戦の末、「69時間4分20秒」という記録を樹立した。プレイの様子をまとめた動画が12月3日に公開され、GamesRadar+など、複数メディアが報じている。

ギネス世界記録には、ゲームプレイにまつわるものも多数存在する。中でも格闘ゲーム(fighting game)の連続最長プレイ時間は、カナダのDaniel Bergman氏が2016年に打ち立てた「57時間」だ。樹立以降6年もの間破られなかったこの記録に、ゲーム配信者のTCNick3氏が挑戦した。TCNick3氏は、主に『スマブラSP』のゲームプレイを配信しているプレイヤーだ。TCNick3氏は記録更新に向け、目標を「69時間」に設定。協力者のYousef氏と共に、『スマブラSP』をほぼ3日間通してプレイするという、過酷な挑戦に身を投じた。

挑戦の様子はリアルタイムで配信されており、その時の様子をまとめた動画が、このたびYouTubeにて公開されたかたちだ。同動画では、ギネス世界記録に挑戦する上でのルールについても語られている。たとえば、ギネス世界記録のルールにのっとり、1日分のプレイ後に2時間の仮眠を取っている。この2時間の睡眠や、食事などの小休止を除いて、文字通り一日中ゲームをプレイするかたちとなった。そのため、記録更新への挑戦は睡魔との戦い。挑戦中にはさらに、長時間のプレイによる手首の痛みや、多量のカフェイン摂取による体の震えといったトラブルが続く。

Image Credit: TCNick3


コントローラーの持ち方を変えて痛む手首を保護しつつ、時には立会人と談笑しながら挑戦を続けるTCNick3氏。今回の挑戦はギネス世界記録のルールにのっとり、2人の立会人がプレイを見守る。オンライン対戦には、TCNick3氏の配信を見ている視聴者も参加。ほかの視聴者らともやり取りしながら、根気よくプレイを続けていく。途中、TCNick3氏の応援に友人も駆けつける。厳しい挑戦の最中、友人との対戦でやる気を取り戻す一幕もあった。

そして3日間の激闘の末、「69時間4分20秒」の記録を達成。応援してくれた友人らや、動画の視聴者に感謝を述べつつ、配信を終了している。TCNick3氏は「この挑戦の後、数日後にはまた『スマブラSP』を起動していた」という。前述の協力者Yousef氏は、それを聞いて「狂っている」と述べたそうだ。

なお、今回の挑戦は2022年6月に実施したもの。スポンサーの募集や動画編集など、いくつかの理由から動画の投稿が遅れたという。また、正式なギネス世界記録更新の手続きや審査にはもう少し時間がかかるようだ。TCNick3氏が世界記録の証明書を受け取り次第、改めて報告するとしている。世界でもっとも長時間続けて『スマブラSP』に打ち込んだという記録は輝かしいが、身体にかかる負担はいうまでもないだろう。ギネスを目指すでもない限り、ゲームは無理なく、ほどほどに楽しむのがよさそうだ。なお、今回の記録「69時間4分20秒」は、それぞれ性行為や麻薬を示唆する数字となっている。あくまでなんの数字かは明言されていないものの、今回のチャレンジは熾烈かつ過酷な一発ギャグの側面もあったようだ。

Aya Furukawa
Aya Furukawa

主にニュースを担当。ビジュアルや世界観にこだわりのあるゲームが好きです。

Articles: 119