摩訶不思議な世界を宇宙ノームがゆく。チェコ産アドベンチャーゲーム『Samorost 3』の配信がSteamなどで本日スタート

チェコのゲームデベロッパー「Amanita Design」は、『Samorost 3』の配信をスタートした。価格は2200円/19.99ドル、Steam/GOG.com/Humble Storeにて購入可。また800円/6.99ドルでサウンドトラックおよびアートブック、それらを収録した「Cosmic Edition」が2760円/24.99ドルで販売されている。

チェコのゲームデベロッパー「Amanita Design」は、『Samorost 3』の配信をスタートした。価格は2200円/19.99ドル、Steam/GOG.com/Humble Storeにて購入可。また800円/6.99ドルでサウンドトラックおよびアートブック、それらを収録した「Cosmic Edition」が2760円/24.99ドルで販売されている。

先月公開されたリリース日アナウンスのトレイラー

「Amanita Design」が手がけてきた『Samorost』シリーズは、白い小人のような宇宙ノームが摩訶不思議な宇宙ワールドを探検するクリック&ポイント形式のアドベンチャーゲームだ。初代は無料で公開されたブラウザゲームで、2009年には有料タイトルとなる続編『Samorost 2』が発売。自然で覆われた宇宙惑星に空き缶のようなガラクタを融合した独自の世界観が麻薬的に魅力で、プレイするとぐいぐいと引きこまれ、やみつきになる。

今作『Samorost 3』は前作から約6年ぶりの最新作。プレイヤーはふたたび白い宇宙ノームをマウスポインタで導き、不思議な力を持ったフルートと共に7つの惑星を巡ってゆく。奇妙ながらもどこか愛らしいアニメーション、世界観を引き立てる味わい深いBGMなどは健在で、昨年9月のBitSummit 2015では完成度の高いビルドも公開されていた。

過去作と比較すると今作の価格はやや高くなっているが、テキストが一切表示されない本作では英語読解力がなくともプレイすることが可能だ。過去作とは異なり本作はHDビジュアルで描かれており、『Samorost』の世界観をさらに美麗なビジュアルで楽しむこともできる。気になるプレイヤー、そして『Samorost』やAmanitaのファンは必ずチェックしよう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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