開発期間自称500年のゲーム『RADIO THE UNIVERSE』公式が生存報告。いったいゲームはいつリリースされるのか

開発者6e6e6e氏は11月21日、『RADIO THE UNIVERSE』の開発を続けていることを報告した。開発者は本作を「ひとりで500年開発しているゲーム」と紹介していた。

開発者6e6e6e氏は11月21日、『RADIO THE UNIVERSE』の開発を続けていることを報告した。約半年ぶりの進捗報告となる。はたしてゲームはいつ発売されるのか。


『RADIO THE UNIVERSE』は、ピクセルアートで描かれる2Dアクションゲーム。舞台となるのは、廃れた街。この街はロボットに制圧されたようだ。プレイヤーは名もなき女性として、この街とその地下をさまよう。

ゲームシステムとしては、『ゼルダの伝説』のような戦闘と探索システムをベースにしつつ、死ぬと経験値を失うソウルライクなシステムを取り入れているという。広大なエリアが存在しており、それらはすべてセントラルハブにつながっているとのこと。アクションについてはプレイヤーの腕を問うものとなっており、ダッシュやジャンプ、ガードなどを用いて難所をくぐり抜け、敵との戦いに勝利するのだ。成長要素としては、アビリティのアップグレードや武器も多彩に用意されるそうだ。


『RADIO THE UNIVERSE』といえば、長期間にわたって開発されているゲームである。さかのぼること2012年にKickstarterキャンペーンを実施し、3567人から8万1719ドルを集めることに成功していた。開発期間は今確認できる範囲でも、10年に及ぶわけだ。6e6e6e氏ひとりで開発していることや、何度も作り直しされたことにより延期が重ねられてきた。そうした状況を自虐してか、公式も「ひとりで500年開発しているゲーム」と紹介することもある。


本作の魅力は、美しく不気味な世界観。ノイズまじりのピクセルアートで描かれる世界は、世界の細かい部分からボスデザインまですべて趣向が凝らされている。トレイラー映像を見れば、そのこだわりが感じられるだろう。


長きにわたり開発されている本作だが、2020年夏のタイミングで6e6e6e氏は、発売の目処が立ったとコメント。2020年冬に発売すると告知していた。しかしながら同冬に、ゲームが発売されることはなかった。今年はじめの開発報告によると、同氏にとって2021年は複雑な年だったという。しかし良いニュースが伝えられるだろうとコメント。今回はそこから半年を経ての報告となる。報告内容としては「ゲームはまだ開発されている、サポートに後押しされている」というもの。リリースは先になりそうだ。

『RADIO THE UNIVERSE』はPC(Steam/itch.io)向けに発売予定。itch.ioでは予約販売がされており、こちらを購入することでSteamキーが手に入る。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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