猫アドベンチャー『Stray』の“ゲームボーイ風デメイク映像”が注目を集める。ドット絵で猫の冒険&かわいさを再現

今年7月に発売され高い評価を得たアクション・アドベンチャーゲーム『Stray』。そのゲームプレイを、ゲームボーイ風にデメイクした映像が注目を集めている。

今年7月に発売され高い評価を得たアクション・アドベンチャーゲーム『Stray』。そのゲームプレイを、ゲームボーイ風にデメイクした映像が注目を集めている。

『Stray』は、とある野良猫を主人公とする作品だ。猫は家族とはぐれてしまい、ロボットたちが暮らす退廃した街サイバーシティへと迷い込む。そして故郷に帰るため、道中で出会った空飛ぶ小型ドローンB-12とともに冒険することとなる。

本作のゲームボーイ風デメイク映像を手がけたのは、YouTuberの64 Bitsだ。最新のゲームを過去のゲーム機に移植したかのような、レトロ感溢れるデメイク映像をさまざま制作・投稿しており、“ゲームボーイ版『Stray』”の映像は彼らの最新作として11月4日に投稿された。

映像では、『Stray』のゲームプレイの序盤パートが、サイドビューのステージクリア型2Dアクションゲームとして表現されている。最初に登場するのは、ほかの猫と一緒に探索をするシーン。足場にした配管が壊れ、主人公の猫は地下の水路まで落下してしまう。序盤の印象的なシーンのひとつである、爪を立てて落ちまいと耐えようとするアップの描写も再現されている。


サイバーシティに入った後も、ダストボックスに乗って柵を飛び超えたり、汚染された水に浮かぶドラム缶を足場にしたり、また何者かが猫を導こうと環境を使ってサインを送ったり、奇妙な生物の大群に追われたりといった場面もドット絵にて再現。ゲームボーイ風のBGMやSEもマッチしている。

そして、小型ドローンB-12と出会った猫はバックパックを装着。原作では、慣れないものを着せられもどかしそうな仕草をする、リアルな猫表現が見られる場面だ。一方この映像では、しょんぼり顔とイカ耳で感情を表しており、こちらもかわいい。その後も、バケツのゴンドラや、猫を見るなり逃げ出してしまうロボットの住民など、おなじみのシーンが再現されている。

なお今回公開された映像は、あくまでゲームボーイ風に制作された映像であり、実機上で動作しているゲームプレイではないとのこと。とはいえ、アレンジを加えながらも上手く再現された『Stray』の各シーンや、猫のかわいさが伝わる細かい動きなどが、いかにもゲームボーイらしい表現にて描かれている。映像が投稿されたYouTubeでは、現時点で2万回以上再生され、多数の高評価が投じられている状況だ。本作の開発元BlueTwelve Studioや販売元Annapurna Interactiveも気に入ったようで、制作者に好意的な反応を返している。

『Stray』は、PC(Steam)/PS4/PS5向けに配信中だ。PS Plusのエクストラ/プレミアム会員向けにも提供されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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