『ストリートファイターV』、おそらく世界最年少の「バーディー」使いは”生後6か月”。ストーリーモードを見事にプレイする

初心者がより参入しやすいように前作から様々な調整が加えられた『ストリートファイターV』だが、まさかここまで"小さな挑戦者"が登場するとはカプコンも想像していなかっただろう。

初心者がより参入しやすいように前作から様々な調整が加えられた『ストリートファイターV』だが、まさかここまで”小さな挑戦者”が登場するとはカプコンも想像していなかっただろう。生後6か月の赤ん坊が「バーディー」を操作し、見事アーケードコントローラーでストーリーモードをプレイする映像がYouTubeへとアップロードされている。

映像では生後6か月の赤ん坊が知ってか知らずか「バーディー」を見事に操作し、敵キャラクターたちを倒してゆく様子が披露。リーチの長い強Pや中K/強Kを振って相手を牽制しつつ、隙を見てブルヘッドやブルホーンなどで相手に圧力をかけている。コマ投げこそ使えてはいないが、「バーディー」の強力な牽制技や必殺技をシンプルに前面に押しだした、見事なプレイだ。

「バーディー」は初代『ストリートフファイター』から登場する巨漢ファイターで、1995年リリースの『ストリートファイターZERO』から実に10年ぶりにシリーズ最新作に登場した。動作は遅いものの基本体力が高く、さらにタメなどのシンプルな操作性でありながら優れた牽制技や突進技を持っており、一般的には初心者も使いやすいキャラクターと言われている。現バージョンのストーリーモードが短いこともあるが、それでも生後1年にも満たない挑戦者の操作センスは驚異的だ。「バーディー」もこんな子供にプレイして貰えていると知ったら、きっとベビーフェイスに転向してしまうだろう。

なお今回、息子の映像を投稿したPap Paint氏は、米国の『大乱闘スマッシュブラザーズ』シーンで映像制作の第一人者として知られる人物。格闘ゲームを愛するDNAは見事に受け継がれたのかもしれない。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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