自由自在お絵描きシム『SuchArt: アーティストシミュレーター』正式リリース、日本語対応。リアル&自由すぎるアート作りで「圧倒的に好評」

パブリッシャーのHypeTrain Digitalは10月14日、Goose Mindedが手がけた『SuchArt: アーティストシミュレーター』を正式リリースした。2130年の世界に生きる芸術家となり、作品を制作するシミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのHypeTrain Digitalは10月14日、Goose Mindedが手がけた絵描きシミュレーションゲーム『SuchArt: アーティストシミュレーター』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、価格は2570円。10月21日までは20%オフの2056円で購入可能だ。なお、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『SuchArt: アーティストシミュレーター』は、2130年の世界に生きる芸術家となり、作品を制作するシミュレーションゲームだ。基本的には絵画作品を制作することとなり、アトリエでキャンバスに絵を描き、完成した作品をマーケットプレイスにて販売。そして稼いだお金でアトリエをアップグレードしていく。

本作の特徴としては、物理演算も取り入れられたリアルな絵描き体験ができることと、その自由度の高さが挙げられる。絵を描くツールには、各種絵筆や刷毛、パレットナイフ、スポンジローラー、スプレーなどさまざま用意。ステンシルなども活用しながら、一人称視点で思うがままに絵を描くことができる。バズーカで絵の具を噴射したり、火炎放射器で焦がしたりといったことも可能。絵の具には乾き具合の要素が存在し、色が自然に混ざり合ったり、擦ってかすれさせたり、またドライヤーで乾かすこともできる。絵の具の種類も豊富だ。

キャンバスは複数のサイズのものが用意される。ただし、キャンバス上にしか絵を描けないわけではなく、アトリエ内のあらゆるものを表現の対象にできる。壁に色を塗ってアトリエの雰囲気を変えてみたり、購入した家具やオブジェの色を変更してみたり、アトリエ内を汚しまくったりと、何をするのもプレイヤーの自由である。


本作のストーリーモードでは、顧客から作品制作の依頼が舞い込み、それに応えることでお金を稼ぐことができる。自由に制作した作品をマーケットプレイスに出品し、買い手が現れるのを待つのとは異なり、顧客からは具体的にどのような絵を描いてほしいのか指定される。たとえば肖像画であったり、特定の絵のスタイルであったり、そうした要望に応える作品に仕上げて納品するわけだ。

今回の正式リリースにあたっては、いくつか新たな要素が追加された。まず、独自のアイテムやキャラクター、依頼、メカニクスが導入された、Hangerと呼ばれるスペースが追加。レベル4に達した時点でアンロックされ、クリエイティブモードではいつでも利用可能だ。また、作品を飾れるギャラリーは大幅に拡張され、展示スタイルの追加もおこなわれている。

新たなツールとしてはThe Virtualizerが追加。アトリエ内の家具やオブジェをコピーできる機能をもっており、少ないコストで利用できるとのこと。また、指定の面を保護できるThe Omni Shieldも追加された。色を乗せたくない場所をマスキングできるツールだ。このほか、多数の調整やバグ修正なども実施されており、詳細はパッチノートを確認してほしい。


本作は、2021年7月にSteamにて早期アクセス配信が開始。それからさらに開発が進められ、新たなツールやコンテンツの追加などがおこなわれてきた。本作に対するユーザーの評価は早期アクセス配信時点から非常に高く、Steamのユーザーレビューでは、現時点で97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。本格的な絵も描ける機能性や自由度の高さ、また絵心がなくても楽しめる豊富なコンテンツなどが評価されているようだ。

『SuchArt: アーティストシミュレーター』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。本作の体験版として、ゲームモードと機能が制限された『SuchArt: Creative Space』(Steam/Epic Gamesストア)が無料配信されているため、興味のある方はまずこちらを試してみると良いだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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