ローグライトコロニーシム『Against the Storm』Steam/GOG向けに11月1日早期アクセス開始へ。女王と4種族の間を取り持つ中間管理職
パブリッシャーのHooded Horseは10月13日、基地建設ゲーム『Against the Storm』Steam/GOG.com版を11月1日に早期アクセス配信開始すると発表した。当初は10月と告知されていた配信日が決定したかたち。Steamストアページ表記によれば、日本語表示にも対応予定。
なお本作のEpic Gamesストア版は去年10月より配信されている。このたびSteamとGOG.comでも早期アクセス配信が開始されるわけだ。
『Against the Storm』は、永久に降り続ける雨に悩まされるファンタジー世界を舞台としたローグライトの基地建設ゲーム。プレイヤーはスコーチ・クイーンなる女王に命じられた「総督」となり、入植者として荒野に送り込まれる。人間、ビーバー、リザード、ハーピーの4種族が住む新しい集落を作り、管理することになる。
本作では女王の怒りを買わないように気を付けつつ、臣民たる4種族たちを満足させる必要がある。種族は、人間、ビーバー、リザード、ハーピーの4種類。ビーバーは木を扱うのが得意、リザードは変温動物ゆえ温度変化に弱いなど、それぞれに得意なことや苦手な環境などがある。臣民たちの士気を高めたり、女王の指令に応えたりすることで、UI画面下部の青いバー(名声)が上昇してゆく。一方でその右にある赤いバーは女王の怒りのメーターだ。女王の意に沿えないとメーターが上昇。赤いメーターが満ちる前に、青いメーターを満たす必要がある。
本作では、ローグライトの要素も取り入れられ、ランダム要素が採用されているようだ。ゲーム途中で王国の中央から入植者や資源、新しい建造物、永続バフなどが送られてくるが、たいていの場合、二つの選択肢が提示され、選べるのはどちらか一方のみ。いわばデッキビルドのような要領で、入植地に必要なものを吟味して選んでいくことになる。プレイの舞台となる土地の資源分布などもリプレイごとに変わるとのことで、繰り返しプレイするたびに違った楽しみ方ができるようだ。
また、本作には5つのバイオームがあり、各バイオームで達成目標が異なる。あるバイオームをクリアしたら次のバイオームを管理することになる。各バイオーム間の交易路を設定すれば、主要な資源を相互に行き来させることができる。さらに資源を使って王国中央の施設をアップグレードすれば、女王の怒りのスピードを抑えるなど、永続的なバフを獲得できる。
開発を手がけるEremite Gamesはこれまで先行して配信されていたEpic Games版において、2週間ごとにアップデートをリリースしてきた。アップデートの回数は現在までに27回を数える。同チームは、Steamでの早期アクセス配信での運営にもこのアップデート頻度を引き継ぐとしている。なお本作の体験版はSteam Nextフェスにて出展。Steam Nextフェスは終了したが、デモ版はまだプレイできる。
なおパブリッシャーのHooded Horseは、今年9月時点で配信予定のタイトルのほとんどが日本語対応予定としていた(関連記事)。本作もSteamストアページに日本語表示対応と表記されており、対応する可能性は高そうだ。