「EA app」Windows向けに正式提供開始。「Origin」に代わる“最速かつ最軽量”のPCクライアント
Electronic Artsは10月6日、Windows用「EA app」を正式に提供開始した。EA app(EAアプリ)は、同社がこれまで運営・提供してきた「Origin」に代わる、新たな独自PCゲームプラットフォームだ。
EAは、自社ストアでPCゲームを販売するなかで、2011年からOriginを提供開始。その後Steamから撤退し、自社タイトルをOrigin独占で配信するようになっていった歴史もある(Steamには2019年に再参入)。そして同社は2020年に、Originに置き換わる新たなPCゲームプラットフォームを発表。オープンベータテストを経て、このたび正式リリースされた。
EA appについて同社は、より高速で信頼性が高く、合理化されたゲーム体験の提供を目指して構築したとし、最速かつ最軽量のPCクライアントであるとアピール。デザインが一新され、ゲームやコンテンツを簡単に見つけることができるとした。また、ゲームの自動ダウンロードや、バックグラウンドでのアップデート機能も用意されている。もちろん、EAやそのほかのメーカーのPCゲームの購入も可能だ。
このほか、SteamやPlayStation、Xboxといった他社プラットフォームのアカウントとEAアカウントを連携させることで、EA app上ですべてのプラットフォームのフレンドのオンライン状況やプレイ中のゲームなどを一括して確認可能。フレンドには、カスタムユニークIDを設定することもできる。
既存のOriginユーザーは、EA appには同じアカウントにてログイン可能。そうした認証情報のほか、ゲームやゲーム内購入、セーブデータ、フレンドリスト、ゲームごとのプレイ時間、実績などの情報も、EA appを導入するだけで自動的に移行される。EA appのインストール時には、Originはアンインストールされるため、以降はEA appのみでゲームを管理・プレイすることになる。
EA appは、Windows 7/8.1/9/10/11の64ビット版(またはそれ以降)向けに提供中。なおMac向けには、当面は引き続きOriginが提供される。アプリの詳細やダウンロードについては公式サイトを確認してほしい。