終末世界ADV『1000xRESIST』正式発表。崩壊した未来で生き残ったクローンたち、時空を超えて“1000年の嘘”を暴け
パブリッシャーのFellow Travellerとインディーデベロッパーのsunset visitorは9月20日、ハイパーシネマティックアドベンチャーゲーム『1000xRESIST』を正式に発表した。対応予定プラットフォームはPC(Steam/Epic Games ストア/GOG.com/Humble ストア)および海外Nintendo Switch。
『1000xRESIST』は、人類が滅亡した未来で繰り広げられるシネマティックアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、大気での呼吸もできなくなった年代不明の未来。正体不明の疫病に脅かされながらも、わずかなクローンたちだけが生き残っている。お互いのクローンを作り続けることで生き延びていたクローンの姉妹たちは、Gardenと呼ばれる施設の中で、人類最後の生き残りである「ALLMOTHER」を信奉して過ごしていた。
主人公は、名前と役職を兼ねた「WATCHER(観察者)」の名前で呼ばれるクローンだ。主人公はALLMOTHERの記憶を再現し、その栄光を讃える使命を帯びている。しかし主人公は姉妹のFIXERから、恐るべき噂を耳にした。何者かが歴史に介入しているというのだ。歴史が介入されていることに気づいた主人公は、時空を超えて過去の出来事を体験することになる。姉妹たちを救うのか、それともすべてを焼きつくすのか。過去と現在、未来を行き来し、1000年の嘘に立ち向かう主人公の旅が始まる。
抽象的な映像表現を中心に据えた、スタイリッシュなトレイラーが目を引く本作。トレイラーでは主人公同様に近未来的なスーツに身を包んだキャラクターや、時空をワープするかのように移動する主人公が確認できる。冒頭の「神の記憶を蘇らせ、時を超えてあなたの遺産を取り戻せ」というフレーズも気になるところだ。また映像には会話の選択肢が表示されているシーンも見られる。ゲームプレイの詳細は不明ながら、時を超えながら世界を探索し、会話の選択によってゲームを進めていくのかもしれない。
本作は多様なジャンルからインスパイアを受けたとされており、影響を受けた作品として『ニーア オートマタ』や、アニメ映画「パーフェクトブルー」などが挙げられている。トレイラーにも崩壊した未来の世界の様子が確認できるほか、時おり不穏な描写も挟まれ、そうした作品からの影響が垣間見える。「ハイパーシネマティック」を掲げる本作がどのような物語を展開するのか、続報に期待したい。
『1000xRESIST』は、2023年発売予定。対応予定プラットフォームはPC(Steam/Epic Games ストア/GOG.com/Humble ストア)および海外Nintendo Switch。