『Dying Light』拡張パックの好評に後押しされ年内のサポート継続を決定、すでに未発表コンテンツに着手
ポーランドのゲーム開発会社Techlandは、2015年はじめにリリースされたPlayStation 4/Xbox One/PC用サバイバルホラーゲーム『Dying Light』のアップデートとサポートを、少なくとも2016年末まで継続して行う構えであると、FacebookとTwitterの公式ページにて発表した。先日発売されたスタンドアローン型拡張コンテンツ「Dying Light: The Following」に寄せられたユーザーの好評価に後押しされた形だ。プレイヤーへ向けた公開書簡の中で、ファンからの賞賛やフィードバックに賛辞を呈すると共に、すでに未発表コンテンツに着手していることを明かしている。
“Undying” Light
『Dying Light』は、昨年1月にWarner Bros. Interactive Entertainmentからリリースされたサバイバルホラーゲーム。広大なオープンワールドをフリーランで自由に駆け抜けるパルクールアクションと、波のように押し寄せるゾンビの群れをなぎ払う豪快なコンバットアクションが特徴で、先日には本編のボリュームに匹敵するスタンドアローン型拡張コンテンツ「Dying Light: The Following」がリリースされた(国内向けには4月21日を予定)。また、発売以降、ゲーム内容に自由な改変を加えられるModツールを無償で公開したり、『Destiny』の「レッドブル」プロモーションを痛快に皮肉った「ただの水」キャンペーンを実施したりと、ファンに寄り添ったサポートが絶大な支持を得ている。
今回、「Dying Light: The Following」が思いのほか好評価だったことを受けて、TechlandのCEOを務めるPaweł Marchewka氏は、プレイヤーへ向けた声明を発表した。その中で、「我々は常にプロジェクトを信じてきましたが、プレイヤーの皆様からの情熱的なご意見や、メディアレビューのハイスコアを受けて大いに心温まる想いです。同時に、これからもDying Lightのユニークなゲーム体験が求められているという明白な兆しでもあります。全ての新規およびベテランプレイヤーの期待に応えるため、Dying Lightのサポートを少なくとも今年末まで継続することを決定しました。すでに新たな未発表コンテンツにも着手していますので、今後のお知らせに乞うご期待ください」と、更なるアップデートを名言している。加えて、ユーザーへの個人的な要望として、作品や運営への所感を、ソーシャルメディアや公式フォーラム、メールを通して常に共有してほしいと、ファンに寄り添う姿勢を改めて示した。
Techlandは、過去に本物のゾンビシェルターを同梱した「My Apocalypse Edition」を25万ポンドで販売したほか、先日には、映画化プロジェクトへの出演権を同梱した「The Spotlight Edition」を1000万ドルでリリースすることを発表するなど、悪ふざけと受け取れるほどユーモアたっぷりかつ本気の姿勢が常に脚光を浴びている。また、「ただの水」キャンペーンを実施した際も、SNSに投稿されたファンの写真やコメントを公式アカウントにて余すところなく紹介するほど、ユーザーとの対話に重きを置くことを忘れない。サポートの継続により、ゾンビフェチにはたまらない更なる恐怖体験や、奇想天外なキャンペーンの実施がこれからも期待できそうだ。『Dying Light』は、まだまだ息絶えていない。