変態怪作ホラーミュージカル「ロッキー・ホラー・ショウ」のゲーム化が海外で始動、タイトル名は『Touch-A, Touch-A Touch Me』

Rocket Lolly Gamesは、ホラーミュージカル「ロッキー・ホラー・ショウ(The Rocky Horror Show)」のゲーム化に乗り出したことを明らかにした。

Rocket Lolly Gamesは、ホラーミュージカル「ロッキー・ホラー・ショウ(The Rocky Horror Show)」のゲーム化に乗り出したことを明らかにした。1973年から続く「ロッキー・ホラー・ショウ」と言えば、非道徳的な世界観とセクシャル目白押しのカルト舞台および映画作品として、現代まで語り継がれている怪作だ。現時点ではゲーム内容は明らかにされていないが、続報には一部熱狂的なファンから注目が集まることとなるだろう。

「ロッキー・ホラー・ショウ」はもとは1973年に公演されていたミュージカルで、後に1975年にジム・シャーマン監督とオリジナルスタッフらの手によって「The Rocky Horror Pciture Show」として映画化された。結婚を誓い合ったジャネットとブラッドの若者2人は、山で立ち往生し迷っているうちに不気味な屋敷にたどり着き、そこで奇人変人たちによって繰り広げられている一夜の狂宴に巻き込まれてしまう。当時は映画館にてお祭り騒ぎをしつつ「ロッキー・ホラー・ショー」の映画を見るというスタイルが流行したそうで、現在でも同作はカルト映画の傑作として語り継がれている。

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映画版「Touch-A, Touch-A Touch Me」

今回のゲームタイトルは、ミュージカル版「ロッキー・ホラー・ショウ」を題材とており、タイトルには劇中に登場する楽曲の1つでもある『Touch-A, Touch-A Touch Me』が採用されている。そのためティム・カリー演じるインパクト大なフルター博士は登場しないと思われるが、原作の舞台で脚本を担当し映画制作にも関わったリチャード・オブライエン氏がゲーム開発に参加することとなっている。なお「Touch-A, Touch-A Touch Me」は「ロッキー・ホラー・ショウ」11番目の楽曲で、ジャネットが人造人間のロッキーに性的魅力を感じる様子を描くかなりアダルトな内容だ。

なお「ロッキー・ホラー・ショウ」は過去に2度ゲーム化されており、1985年にはコモドール64などで、また1999年にはPC向けにリリースされている。現代に蘇る新作『Touch-A, Touch-A Touch Me』はどのようなゲーム内容となるのか。同作は2017年にタブレットおよびモバイルプラットフォームにてリリースされることが明らかにされている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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