リスが銃をぶっ放すゲーム『Squirrel with a Gun』トレイラー初公開。人間から銃を奪い去るリスが、リコイルで宙を舞う

個人ゲーム開発者のDan DeEntremont氏は8月15日、サンドボックスゲーム『Squirrel with a Gun』のトレイラー第1弾を公開した。リアルなリスが銃を抱えてぶっ放す映像。

個人ゲーム開発者のDan DeEntremont氏は8月15日、サンドボックスゲーム『Squirrel with a Gun』のトレイラー第1弾を公開した。Unreal Engine 5で開発中の本作は、リアルなリスが銃を抱えてぶっ放す映像が、今年初めに話題となった。今回のトレイラーは、それからかなり開発が進んでいることがうかがえる内容となっている。

『Squirrel with a Gun』は、小さなリスを主人公とするサンドボックスゲームになるようだ。緑豊かでのどかな住宅街を舞台にし、探索とシューティングアクションを楽しめる作品だという。もふもふ尻尾のかわいいリスは、どういうわけか黒いスーツにサングラス姿の“エージェント”に追われている模様。彼らは下段キックで攻撃してくるため、上手くかわさなければならない。そしてタイミング良くかわすと、エージェントはすっ転び銃を落とす。

リスは、エージェントが落とした拳銃やサブマシンガンなどを奪うことが可能だ。銃はリスの背丈よりも大きく、グリップ部分に抱きつくようなかたちで保持。そして銃でエージェントを攻撃することができる。ただ、リスの小さな身体でリコイルを制御することは難しく、銃に振り回されるような格好になってしまう。


銃のリコイルは移動に役立つようだ。トレイラーでは、床に溶岩が溜まった部屋で足場を渡っていく場面がある。普通にジャンプしただけでは先の足場には届かないが、空中で銃を撃ち、その反動で空中ジャンプをして溶岩を飛び越えている。また、サブマシンガンを地面に向けて連射すれば、反動でどんどん上昇していく。街の探索においても役立つテクニックとなるかもしれない。

街にはエージェントだけでなく住民もおり、手助けするとアイテムをもらえる要素が存在するという。また、住民からアイテムを奪うこともできる。トレイラーでは、銃を構えて住民を脅し、落としたスマホを持ち去る場面がある。このほか、ドングリのアイテムを入手するために、パズル要素をこなすエリアも用意されているようだ。

開発者のDan DeEntremont氏は、テレビ番組や映画のビジュアルエフェクト制作を手がけるMuse VFXに所属するVFXアーティストだ。同氏は今年2月ごろから、Unreal Engine 4やBlenderなどを用いて制作した、銃を抱えるリスのテスト映像をTwitterに投稿し始めた。その後Unreal Engine 5に開発環境を移行し、さらに表現力を増した上の映像が大きな注目を集めることとなった(関連記事)。

当時は、まだどのようなゲームとなるのかはっきりしなかったが、Steamにてストアページが公開され、そして今回のトレイラーにて具体的なコンテンツがいくつか示された。配信時期については示されていないため、今後さらに開発を進めていくのだろう。

『Squirrel with a Gun』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6874