スーパーファミコン版『スーパーパンチアウト!!』発売から20年以上を経て、2人対戦などの“隠し要素”が発見される。Nintendo Switchでも再現可能
任天堂のスーパーファミコン向けボクシングゲーム『スーパーパンチアウト!!』にて、1998年の発売から20年以上が経って、新たなチートコードが発見され注目を集めているようだ。海外メディアNintendo Everythingなどが報じている。
『スーパーパンチアウト!!』は、任天堂のボクシングゲーム『パンチアウト!!』シリーズの2作目。1985年にアーケード版が先行して稼働開始したのち、海外では1994年に、日本では1998年にスーパーファミコン向けに発売された。画面奥に相手選手が立つ三人称視点を採用し、プレイヤーは世界の強豪を相手に3分間の一本勝負に挑む。前作からの新要素としてはダッキングなどが追加。相手のパンチをガードしたりかわしたりしながら、隙を見て相手にパンチを叩き込むのだ。
本作のスーパーファミコン版においては、サウンドテストモードや、海外版で日本語キャラ名をつけられるといったチートコードの存在が知られてきた。そうしたなか、ゲームのチートコード情報を伝えるTwitterアカウントUnlisted Cheatsが8月9日、本作にて新たなチートコードを発見したと報告した。
今回発見されたチートコードは2つあり、いずれも1P/2Pコントローラーを両方使用する。ひとつは、任意の敵キャラクターを選択して試合をできる、いわゆるフリーマッチモードだ。そのチートコードは、本作のタイトル画面にて2PコントローラーのYボタンとRボタンを同時に押し続け、その状態で1PコントローラーのAボタンもしくはSTARTボタンを押す、というもの。
通常であればメニューセレクト画面に進むが、このチートコードを入力するとキャラクター選択画面が現れる。対戦相手は全16選手から選択可能。マイナー・メジャー・ワールドの各サーキットを一度も負けずに勝ち進むことで登場する、スペシャルサーキットの4選手とも自由に対戦できる。
そしてもうひとつのチートコードは、シングルプレイゲームである本作で、なんと2人対戦プレイが可能になるというものだ。方法は、まずは上述のチートコードにて、フリーマッチモードのキャラクター選択画面を表示させる。そして対戦相手を選択し、そのキャラクターのプロフィール画面へと進んだら、2PコントローラーのBボタンとYボタンを押し続け、1PコントローラーのAボタンもしくはSTARTボタンを押す。
すると、主人公は通常どおり1Pコントローラーで操作でき、選択した対戦相手はというとCPUではなく、2Pコントローラーで操作可能になっている。まさに2人対戦プレイが実現するわけだ。
今回報告されたチートコードは、海外スーパーファミコン版のものであるが、海外ユーザーの報告によると、SNES Classic Edition(ミニ スーパーファミコンの海外版)に収録された『スーパーパンチアウト!!』でも利用可能とのこと。
また、Nintendo Switch Online加入者向け特典として提供されている「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」に収録されている『スーパーパンチアウト!!』でも利用可能。筆者が日本版の同作にて試したところ、これら2つのチートコードが見事再現できた。なお、アーケード版である『アーケードアーカイブス スーパーパンチアウト!!』については、メニュー画面などの仕様が異なるため利用不可である。
『スーパーパンチアウト!!』のスーパーファミコン版を所有している方や、Nintendo Switch Onlineに加入している方は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。