Bethesda、3種類の『Fallout 4』向けDLCを一挙にアナウンス。ロボコンパニオンや敵キャラ捕獲&育成要素、さらに新エリア追加も
Bethesda Softworksは、『Fallout 4』のダウンロードコンテンツ「Automatron」「Wasteland Workshop」「Far Harbor」を正式発表した。それぞれ3月から5月にかけて配信予定となっており、価格も内容も大きく異なっている。各ダウンロードコンテンツの概要は以下の通りだ。
「Automatron」
価格: 9.99米ドル/7.99英ポンド/ 16.95豪ドル
リリース時期: 2016年3月
概要: ロボットパーツを集めコンパニオンロボを作ることが可能に
「Wasteland Workshop」
価格: 4.99米ドル/ 3.99英ポンド/ 7.95豪ドル
リリース時期: 2016年4月
概要: “野生のクリーチャー”を捕獲し育成、対戦させることが可能に
「Far Harbor」
価格: 24.99米ドル/ 19.99英ポンド/ 39.95豪ドル
リリース時期: 2016年5月
概要: 新規エリア”Far Harbor”の島と各種クエスト、アイテムが追加
「Automatron」は、謎の整備士によって放たれた邪悪なロボの群れがコモンウェルス内に登場するようになるDLCだ。プレイヤーはロボを倒して入手したパーツを使い、自身のロボットコンパニオンを組み立てることができるようになる。数百種類のMod、ライトニングチェインガンのような真新しい武器や、腕やアーマーやアビリティを組み合わせることが可能。ペイントパターンや音声も選択することができるということで、ロボコンパニオンのカスタマイズはかなり自由に行えるようである。
「Automatron」にストーリー的な要素が収録されているのかは不明だが、前述した謎の整備士や、ロボットの群れにいるという風変わりな「ロボブレイン(Robobrain)」の存在などが伝えられており、どういった経緯でコモンウェルスにロボが溢れかえるようになったのかは気になるところだ。『Fallout 4』には多数のロボットやロボ関連のロケーションも存在しており、それらと繋がるのかにも注目したい。
また「Wasteland Workshop」は、レイダーからデスクロウまで様々な種類の”野生のクリーチャー”を捕獲するケージがワークショップから設計&設置可能になるというDLC。捕獲したクリーチャーは育成が可能なほか、戦いに参加させたり、居住者を襲わせたりすることすらできる、なんとも世紀末「ポケモン」な内容となっている。このほかニキシー管の照明、手紙キット、剥製といったワークショップから設置可能になる新たなオブジェクトも盛り込まれている。
もっとも価格が高い「Far Harbor」は、完全なる新規エリアとストーリーを追加する内容で、3つのDLCのなかでは最大規模のコンテンツだ。プレイヤーは探偵ニック・バレンタインと共に、1人の若い女性とシンス(人造人間)の秘密の居住地の捜査に乗り出す。DLCの舞台となるのは”Far Harbor”の島で、この島は高レベルの放射能のために”より野性的な世界”が広がっており、前述のシンスと核爆弾を崇拝するチャイルド・オブ・アトム、そして地元住民たちが争いを続けているという。
過去にBethesda Game Studiosが作り上げてきたDLCにおいてもっとも広大な土地が登場し、新たな派閥クエストや居住者、クリーチャーやダンジョンを収録。さらに高レベルのアーマーやウェポンも登場するとのことで、『Fallout 4』を遊びつくしていたユーザーは、真新しいコンテンツとして存分に楽しむことができるだろう。
なおBethesdaはこの3種類のDLCを始めにさらなるコンテンツを開発する予定であることを明らかにしており、それに合わせて2016年3月1日から29.99米ドルのシーズンパスが49.99米ドルへと値上げされることが明らかにされている。こちらはすでに購入したユーザーに追加の支払いなどは発生しないとのことなので、シーズンパスが欲しいユーザーは今月以内に購入しておいた方がお得となる。なお日本でのシーズンパスの価格は3599円だが、各種DLCの価格情報もふくめ、価格がどれだけ変更されるのかはゼニマックス・アジアからの正式発表を待ちたい。