探索アクション『The Siege and the Sandfox』2023年発売へ。パルクールとステルスがメトロイドヴァニアと融合した「ステルスヴァニア」
パブリッシャーKoch Mediaは7月28日、インディー開発スタジオCardboard Swordのデビュー作『The Siege and the Sandfox』を2023年に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Humble Store)。日本語に対応した上でリリースされることも発表している。
『The Siege and the Sandfox』でプレイヤーは、女王の陰謀を阻止するために地下の牢獄や暗い洞窟、古代の霊廟といったさまざまな道のりが待ち受ける王宮への旅を繰り広げることとなる。本日公開されたトレイラーでは中東の空気を感じさせる世界観とアラビアンなBGMに乗せ、主人公のさまざまなアクションが確認できる。
本作は探索系のアクション、いわゆる「メトロイドヴァニア」に、敵の目から隠れて行動するステルス要素を組み合わせた「ステルスヴァニア」をジャンルとして掲げている。トレイラー内で見られる、敵を背後からテイクダウンしたり煙玉を投げたりといったアクションもその要素の1つだろう。また、プレイヤーキャラが動くたびに周囲にうっすらと円状のエフェクトが表示されることから、敵には視覚だけではなく聴覚での索敵方法があることが予想される。
また、ステルス以外の特徴としてパルクールが挙げられている。トレイラーでは敵に追われるプレイヤーが閉まりつつある扉に向かってスライディングをして飛び込んだり、通常のジャンプでは届かないような高所に三角跳びを使って登ってみせたりと、華麗なアクションを披露している。足場の縁にぶらさがって懸垂の要領で移動するといった、ステルスとパルクールの動きを組み合わせたようなアクションも見られる。新たなアイテムや装備、スキルを手に入れ、これまで行けなかったエリアに足を踏み入れるメトロイドヴァニアゲームの醍醐味も味わえることに期待したい。
そんなステルスヴァニア要素を彩る16bitアートにも注目だ。プレイヤーキャラや、主人公に協力的な、あるいは敵対するNPCの細かな仕草やアクションに加え、メトロイドヴァニア特有の広大で多様なロケーションを、鮮やかなドット絵で表現している。そこに現代のエフェクト技術を加えたことで、懐かしいながらもフレッシュさも同時に感じさせるグラフィックも、本作に個性をもたらしているだろう。
『The Siege and the Sandfox』は日本語字幕に対応し、PC向けとして2023年発売予定。Steam、Epic Gamesストア、GOG.comではそれぞれストアページが用意されている。