迷子きのこアドベンチャー『Shumi Come Home』正式発表、2023年前半配信へ。多彩な道具で森を探索、家に帰る道を探す
パブリッシャーのMooneye Studiosは7月21日、SomeHumbleOnionが手がける探索アドベンチャーゲーム『Shumi Come Home』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年前半に配信予定。Steamのストアページによると、ゲーム内は日本語表示にも対応予定のようだ。
『Shumi Come Home』の主人公は、小さなマッシュルームのキャラクターのShumiだ。彼はとある森に落下し、迷子もとい迷茸になってしまう。そこで森を探索し、家に帰る道を探すことにする。森にはさまざまなエリアが存在し、そのなかには人間の道具らしきものも存在。いわばミクロの世界での冒険を楽しめる側面があるようだ。
プレイヤーはShumiとなり、広大な森を探索する。緑豊かな土地を駆け、川を泳いだり、崖を登ったり。また高所からジャンプし、葉っぱを広げて滑空することもできる。また、ジャンプアクションを駆使したり、パズルを解いたりして進まなければならないエリアも存在する。もっとも、パズルなどの難易度は高くはなく、全体的にリラックスして楽しめるゲーム体験になるそうだ。
探索をするなかでは新たな道具を入手できるという。映像では、崖を登る際にピッケルのようなものを使用したり、暗い洞窟を照らすライトを頭に装着していたりする場面がある。道具を入手するたびに、探索できる範囲が広がっていくゲームプレイになることを想像させる。
森では、そこに暮らす住民と出会うこともある。彼らはShumiの助けになってくれるほか、逆にShumiの助けを必要としていることもあるという。映像では、鉱石を採掘したり、ドングリを運んだり、あるいは遠くにある実をパチンコのようなもので撃ち落としたりする様子がみられる。住民からのクエストは、こうした特定のアイテムを集めるような内容となるのかもしれない。
このほか、収集要素としてキノコ集めがある。Shumiはキノコ手帳を所持しており、森で新たな種類のキノコを発見するたびに手帳に書き込まれていく。各ページにはキノコの詳しい説明のほか、Shumiによる感想のようなものも添えられるようだ。
本作を手がけるSomeHumbleOnionは、インディー開発者のNoah Lone氏の個人スタジオで、楽曲はFailpositiveが提供。もともと『Mushi Come Home』というタイトルとして開発状況が伝えられていたが、今回Mooneye Studiosが販売元につき、『Shumi Come Home』へと改題されたようだ。淡い色使いのやさしい世界観や、Shumiをはじめとしたかわいいキャラクターたちが魅力的な作品となっている。ボリュームとしては4時間ほどになるそうで、メインストーリーのほか、サブクエストや隠し要素も数多く用意されているとのことである。
『Shumi Come Home』は、PC(Steam)向けに2023年前半に配信予定だ。