『Cuphead』を「登山」しながらクリアしようとする猛者現る。クリア時にいたのはホテル、気まますぎる8時間挑戦

『Cuphead』を、「登山」しながらクリアしようとするプレイヤーが現れたようだ。道中は紆余曲折ありながら、なんとかクリア。しかしホテルの中でのクリアである。

アクションゲーム『Cuphead』を、「登山」しながらクリアしようとするプレイヤーが現れたようだ。さまざまな作品のスピードランを楽しむストリーマーEazySpeezy氏は、山を登りながら高難度ゲームのクリアに挑んだ。道中は紆余曲折ありながら、なんとかクリアに至ったようだ。

挑んだ山はアメリカ・バーモント州にあるマンスフィールド山だ。同州においてもっと高い山であるといい、この山を登りながら、ゲームを遊んだのである。方法としては、ノートPCを用いてゲームをプレイしたようだ。なお、同氏は今回のプレイが初めての山登りになるとのこと。きっかけについては不明であるが「今まで考えたなかで一番狂った挑戦」と説明していることから、面白半分での挑戦なのだろう。


まずは登山中には兄弟のリュックにダックテープでノートPCをくっつけて、人間の背中をモニタにゲームをプレイ。山道を登りながら、序盤を進めていく。山登りの最中は、画面もプレイヤーも揺れる。ということで、時折ミスをしながらも進行。険しい山道ではポーズをしたり、ゆっくり歩いたりすることで工夫。足元が危ない場所では、ゲームプレイを封印して登山に専念している。

そして、疲れたらノートPCをひらいて『Cuphead』を遊ぶわけだ。足場が悪い場所も増えていき、そのたびにゲームを中断。中盤からは歩きながらのプレイ時間は減り、山をある程度登ったら休憩時間に『Cuphead』を遊ぶというローテーションで山とゲームの両方を攻略するのだ。ロッジでは4ボスを倒すという勢いも見せていた。


3時間をかけて頂上までたどり着いた後も、まだゲームをクリアできていないということで続行。山のてっぺんでゲームを遊び、ボスをどんどん撃破していく。しかしそれでもまだクリアはできない。ということで、兄弟の車に乗って下山。さらにボスを倒していくが、ここでノートPCがバッテリー切れ。そして録画データも消えた疑惑が浮上した。そこで、すでにクリアしたボスを含めて若干のやり直しを敢行。下山後はシャワーも浴びずホテルにてゲームを遊び続けた。

そしてホテルにて最終ボスもクリア。所要時間は8時間2分であった。ちなみにEazySpeezy氏が普段『Cuphead』をどの程度の速さでクリアするのかというと、2021年9月に本編を47分15秒程度でクリアしたことを報告。単純に考えると登山要素が加わることで10倍の時間がかかったことになる。とはいえ、今回の“登山スピードラン”ではスピードランをしていない時間も大概長い。そしてクリアの瞬間は、下山後のホテルにいたということで、もはや登山スピードランとして体をなしていたかというとやや怪しい。そもそも登山スピードランとは何か、レギュレーションとは、ということにもなるが、EazySpeezy氏本人は満足そうなので、うやむやでもいいのかもしれない。


『Cuphead』といえば、先日DLC「The Delicious Last Course」が発売されたばかり。もちろんEazySpeezy氏もDLCのスピードランに挑戦済み。やはり新キャラであるチャリスは、スピードランにも有用なようである。登山はしなくてもいいので、改めて『Cuphead』を遊んでみてもいいだろう。『Cuphead』は、PC・Mac(Steam)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに発売中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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