ダークファンタジー対戦格闘ゲーム『Umbral Core』発表。ゲームプレイ映像が公開されプロ選手も注目
Umbral Core開発チームは7月4日、対戦格闘ゲーム『Umbral Core』を発表した。対応プラットフォームはPC/PS4/PS5で、2024年配信予定。
『Umbral Core』は、ダークファンタジーの世界観をもつ、2.5Dスタイルの対戦格闘ゲームだ。競技プレイを重要視しつつ、幅広いスキルレベルのプレイヤーが楽しめるよう開発中とのこと。奥深いバトルシステムやキャラクターのメカニクス、高度なコンボシステムなどにより、格闘ゲーム上級者にとってやり込みがいがある内容に。また、オートコンボシステムや簡単操作機能などを用意することで、カジュアルに楽しみたいプレイヤーにも受け入れてもらえるだろうとしている。
本作は、弱・中・強・ユニークという4ボタン制を採用。これに十字キーでのコマンドを組み合わせて、必殺技などを出せるようだ。現時点では、オールラウンドタイプのキャラクターだというByronが公開されている。悪魔に取り憑かれた左腕と剣を武器とし、いわゆる波動拳的なSoul Blast、昇竜拳のような対空技Tempestなどの必殺技をもっている。
上述したユニークボタンは、キャラクターによって用途が異なる模様。Byronの場合は、特定の状況にて入力すると3段階までパワーがチャージされる。その後、剣での連続斬りをおこなう必殺技Nightfallを繰り出すと、パワーを消費してより強力な技として発動するという。
本作の公式サイトには、Byron以外に5体のキャラクターのシルエットが確認できる。キーアートに描かれた大鎌をもつ女性キャラクターや、パワータイプと思しき屈強そうなキャラクターも登場するようだ。今後順次情報が公開されていくことだろう。
本作のこのほかの特徴としては、まず上限なしのフレームレートが挙げられている。開発元の説明によると、一般的な60fpsの格闘ゲームと同様のゲームロジック面の挙動をもちつつ、フレームレート上限なしでレンダリングすることで、より滑らかな描画を実現するとのこと。また、オンライン対戦にも対応し、ロールバック方式のネットコードが使用される。BGMと同期する環境のアニメーションや、キャラクターのスタンスなどのカスタマイズ要素も特徴となるようだ。
*YouTuberのMaximilian氏やプロ選手のJustin Wong氏といった、格闘ゲームの著名プレイヤーも本作に興味を示している。
本作の開発チームは、ゲームデザイナーのSimone Demontis氏を中心とし、世界各地からタレントが集まるかたちで構成されているようだ。現時点ではスタジオ名も存在しない模様。2020年7月にプロジェクトが立ち上げられ、それからスタッフを拡充しながら開発を進め、現在はアルファ版段階にあるという。キャラクター1体(Byron)についてひと通りプレイ可能な状態にまで仕上げ、オンライン対戦のテストも始めている様子である。そして今年11月に、Kickstarterにて開発資金を募る計画だそうだ。キャンペーンが成功した場合、さらに2年をかけて本作を完成させるとのこと。
『Umbral Core』は、PC/PS4/PS5向けに開発中だ。