『Atari 50: The Anniversary Celebration』発表。90本以上のゲームや各種資料を収録し、50周年を迎えたAtariの歴史を凝縮

Atariは6月29日、『Atari 50: The Anniversary Celebration』を発表した。今年創業50周年を迎えたAtariの歴史を知ることができる作品だ。90タイトル以上のゲームや、Atariの歴史にかかわる各種資料などが収録されるという。

Atariは6月29日、『Atari 50: The Anniversary Celebration』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox OneおよびAtari VCSで、今年11月に配信予定。

『Atari 50: The Anniversary Celebration』は、今年創業50周年を迎えたAtariの歴史を知ることができる作品だ。90タイトル以上のゲームが収録されるほか、初期のAtariを知る元デザイナーや元エンジニアをはじめとした、ゲーム業界のキーパーソンのインタビュー映像が1時間以上にわたって収録されるという。

まず収録ゲームについては、アーケード向け作品に加え、Atari 2600やAtari 5200、Atari 7800、Lynx、Jaguarなどで発売されたタイトルから90本以上を収録。オリジナル版をエミュレートしながら、現代的なQoL向上も施されるという。トレイラーでは、プラットフォームごとにソートして、多数の作品をブラウズする様子がみられる。なお本作の開発は、数々の移植作品を手がけてきたことで知られるDigital Eclipseが担当している。


さらに、本作には6本の新作も収録される。いずれもAtariのクラシック作品をベースにしており、まず『Swordquest: AirWorld』は『Swordquest』シリーズの最新作であり最終作。『Haunted Houses』はAtari 2600向けのオリジナル作品で、サバイバルホラーゲームとのこと。『VCTR-SCTR』は、『Asteroids』や『Tempest』などベクタースキャンゲームのマッシュアップ作品だ。

『Neo Breakout』は、『Breakout』と『Pong』の要素を組み合わせた対戦ゲーム。『Quadratank』は『Tank』シリーズの新作であり、4人対戦ゲームとなる。『Yars’ Revenge Reimagined』は『Yars’ Revenge』のリマスター版で、いつでもオリジナルのグラフィックに切り替え可能とのこと。


本作にはこうしたゲームのほかに、先述したゲーム業界のキーパーソンのインタビュー映像や、Atariの歴史にかかわる各種資料なども収録。タイムラインを動かしながら、同社の歴史を辿ることができる。

『Atari 50: The Anniversary Celebration』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox OneおよびAtari VCS向けに、今年11月配信予定だ。なお、コンソール版の日本での配信の有無については現時点では不明である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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