『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』2022年冬に発売へ。ギャラクシーを舞台に、よりダイナミックな戦闘
任天堂とユービーアイソフトは6月28日、「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2022.6.28」にて、『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』を今冬に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch。なお、海外向けの発表では10月20日発売予定となっている。
本作は、任天堂のマリオとユービーアイソフトのキャラクターであるラビッツとのコラボレーションタイトル。2018年に発売された、シミュレーション・アドベンチャーゲーム『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』の続編となる。新キャラクターとして、「ラビッツロゼッタ」や「スパークス」が登場。両者は、『スーパーマリオギャラクシー』で初登場したロゼッタやチコのような見た目となっている。
そして、今作の舞台となるのはギャラクシーだ。キノコ王国が舞台だった前作から、大幅に拡大されたかたちとなる。マリオたちは宇宙船に乗ってギャラクシーを飛び回り、悪と戦っていく。
本作のゲームプレイは戦闘パートと探索パートからなる。戦闘パートは、ターン制のストラテジーゲームを基本としたかたちだ。「マリオ」シリーズのキャラクターたちとラビッツたちの中から3体を選択してチームを編成。ターンごとに、それぞれのキャラクターを操作して敵と戦う。選択可能なキャラクターは合計で9体。それぞれ特徴の異なる武器やスキルを有している。これらの組み合わせを考えることで、多様な戦略を練ることが可能となる。
戦闘パートでの前作からの大きな変更点として、アクション要素の導入があげられる。前作ではグリッド状に区切られたマップから、移動する場所を選択する形式であった。今作では、自分のターン時には行動可能な範囲でなら自由に動き回ることができる。これにより戦闘はよりダイナミックに進化。なお、キャラクターは武器を用いて攻撃するまで行動が可能。スライディングなど、移動中に攻撃できる技と、武器で攻撃する技を組み合わせることで大ダメージを狙える。
探索パートでは、マリオやラビッツたちを操作することで惑星を探索。マップに散りばめられたアイテムやパズルを発見していく。探索中に敵と遭遇すると戦闘パートへと移行する。前作では探索ステージが直線的なつくりになっていたが、今作では広々とした惑星をより自由に動き回ることが可能。また、今作から登場するスパークスたちも各地に囚われている。探索中に見つけて救出することで仲間となり、そのパワーやアビリティをバトルに活かすことができるようだ。
前作である『マリオ+ラビッツ キングダムバトル』は驚きのコラボレーションと、やりごたえあるゲーム内容で人気を集めた。発売から1年で世界売上は200万本を達成。以降、細かい売上は発表されていないが、同作のクリエイティブ・ディレクターであるDavide Soliani氏によると、これまでに750万人ものプレイヤーが同作を遊んだとのこと。
本作の開発を手がけたUbisoft Milanへのインタビューによると、ユービーアイソフトのほかの部署のメンバーも加わることで、開発スタッフの数は前作から3倍に増加したという。世界は前作よりも広大になっているが、オープンワールドではないそうだ(Multiplayer.it)。スタジオとしては、手に取りやすくも極めようとすると奥の深い作品作りを目指しており、本作では初心者が楽しめるのはもちろん、上級者であってもさまざまな挑戦を見つけられるとのことである(Screen Rant)。
『マリオ+ラビッツ ギャラクシーバトル』はNintendo Switch向けに、今冬に発売予定となる。