クリーチャー生成シム『CREATURE CREATOR』発表。パーツを組み合わせて異形爆誕、オンラインマルチでカオス動物園も

インディー開発者のDaniel Lochner氏は6月18日、『CREATURE CREATOR』を発表した。『CREATURE CREATOR』は、オリジナルの生物を作り出せるゲームだ。

インディー開発者のDaniel Lochner氏は6月18日、生物作成ゲーム『CREATURE CREATOR』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、8月2日配信予定。
 

 
『CREATURE CREATOR』は、オリジナルの生物を作り出せるゲームだ。生物作成の手順としては、まずは背骨のようなものが入った棒状のオブジェクトを、曲げたり部分的に膨らませたりなどしながら形を整えていく。これは頭部から胴体、そして場合によっては尻尾までの部分にあたる。形状は、かなり自在に調整できるようだ。

そうして生物の基本的なシルエットが完成したら、次にあらかじめ用意されたパーツを使い、残る特徴を仕上げていく。目や口、手足、ツノや翼などのカテゴリにそれぞれ複数のパーツが用意されており、先に作成した胴体などに取り付けていくのだ。こうしたパーツも、長さなどを調整できる模様。特定の生物をモデルにして再現するもよし、トリッキーな場所に目や手足などをくっつけて、異形の生物を爆誕させるもよしである。

パーツによっては固有のアビリティが備わっていることがあり、作成する生物の能力などに影響を及ぼすという。映像では、暗闇を照らす触角をもつ蛇がおり、そうした能力のことを指しているのかもしれない。また公開されたスクリーンショットでは、体力やスピードといったステータスや、草食であるといった区分が確認できる。
 

 

 
生物の形状が完成したら、次は色付けだ。パーツごとの全体的な色を変更できるほか、あらかじめ用意された模様を適用することもできる。ストライプやチェック柄など多種多様なデザインが用意されており、模様は2色で表現。この2色も自由に変更できる。こうして作り上げた生物は、名前をつけて保存しておける。

作成した生物は、実際に動かすことが可能。さらに、本作はオンラインマルチプレイに対応しており、生物を持ち寄って交流することができる。マルチプレイのフィールドには、森や公園、レース場など、皆で一緒に遊べる環境が用意。またフィールド内では、生物の作成に利用できる新たなパーツを発見できることもあるそうだ。
 

 
本作は、EAのシミュレーションゲーム『SPORE』から影響を受けて開発中だという。『SPORE』にも、独自の生物を作成できる「Creature Creator」というツールが用意されている。開発者のDaniel Lochner氏はかつて、Unityを使い『SPORE』の「Creature Creator」を再現する試みをおこなっていたことがあり、そうした活動が本作の開発へと結びついたようだ。

『CREATURE CREATOR』は、PC(Steam)向けに8月2日配信予定。なおリリースに際しては、GPLv3およびMITライセンスに基づき、本作と収録ツールをオープンソース化するとのこと。これにより、本作の開発に貢献することはもちろん、作成した生物を別の作品に使用したり、学習目的に活用したりといったことが可能になるそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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