コジマプロダクションがマイクロソフトと提携、小島監督の「誰も体験したことも、見たこともない、まったく新しい」新作を共同開発へ
マイクロソフトは6月13日、イベント「Xbox & Bethesda Games Showcase 2022」を開催。このなかで、コジマプロダクションと提携しXbox向けの新作を開発することを明らかにした。
イベントには、コジマプロダクションを率いる小島秀夫氏がメッセージを寄せた。小島氏は「ずっと作りたかったゲームがあります。それは誰も体験したことも、見たこともない、まったく新しいものです。それが、作れる日が来ることをずっと待っておりました」と述べている。
さらに、「マイクロソフトの最先端クラウドテクノロジーと、市場の変化によって、その未知なる構想への挑戦が、ようやく可能となりました。少し時間はかかるかもしれませんが、これからXbox Game Studiosと提携し、皆さんに喜んでいただけるニュースをお届けしていきたいと思います。ご期待ください」とコメントした。
*小島氏出演パートは1時間14分54秒あたりから。
小島氏というと、コナミ時代に『メタルギアソリッド』シリーズなどを手がけ、コジマプロダクションとして独立後には『デス・ストランディング』を世に送り出したことで知られる、業界を代表するクリエイターのひとりだ。同氏は今年1月、「大きな規模のタイトルと小さな規模のトンがったタイトルを準備中(企画・実験)です」と述べていた。
現時点では、コジマプロダクションとマイクロソフトがどのような作品を共同開発しているのか、情報は一切明らかにされていない。ただ、小島氏が述べた“最先端クラウドテクノロジー”や“未知なる構想への挑戦”というキーワードからは、“小さな規模のトンがったタイトル”がその作品にあたるのではとも受け取れる。クラウドテクノロジーをどのように活かすのか、また市場の変化とは何を指しているのかも興味深い。また小島氏が、少し時間がかかるかもしれないと述べていることから、開発はまだ初期段階であることが予想される。続報を待ちたい。