『ソニックフロンティア』さらなるゲームプレイ映像公開。「オープンゾーン」のフィールド探索やバトル要素を披露
セガは6月4日、アクションアドベンチャーゲーム『ソニックフロンティア』の新たなゲームプレイ映像を、海外メディアIGNを通じて公開した。6月2日にも別のゲームプレイ映像が公開されており、本作のゲーム内容が徐々に明らかになってきている。
本作は、ソニックチームが手がける『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの最新作だ。これまでには主人公のソニックが、美しく壮大なフィールドを縦横無尽に駆け回る様子が披露。従来のステージ制のゲームプレイとは異なる雰囲気があり、セガは本作について、オープンワールドならぬ“オープンゾーン”であると表現している。
上に掲載した映像では、そんなオープンゾーンのフィールドの探索プレイが紹介されている。自然広がる島のようなロケーションで、遺跡のような塔が点在。ソニックは壁を駆け上ることができ、上層部に隠されたアイテムを獲得している。また塔の周囲あるいはフィールド内には、スプリングジャンプできるオブジェクトや、グラインドできるレール、そしてリングなどが所々に配置。広大なフィールドを駆けるなかに、従来のソニックらしいアクションが組み込まれていることがうかがえる。
このほか、設置された像を動かしたり、地面のタイルを一筆書きしたりといったパズル要素も存在。これによって巨大なゲートを開けたり、周囲のエリアをスキャンして何らかのアイテムを発見したりといったことに繋がっている。エリアのスキャンは、ほかのアクションによってもおこなわれており、探索における目的のひとつになるのかもしれない。
そして次の映像では、敵とのバトルが紹介された。敵はオープンゾーンのフィールド内を徘徊しており、自由にバトルに突入できるようだ。最初に登場したのは、いくつものボールが集まったような形のキャラクター。赤く光ると電撃を放つようで、ソニックはその隙を突いてパンチやキック、またスピンアタックのような大技を繰り出している。敵を倒すと青いアイテムを入手できる模様である。
固い鎧で身を守る敵も登場。通常は攻撃が通じないため、ソニックは敵の周囲を走り、その軌跡で円を描いて鎧を吹き飛ばしている。これは「サイループ」というアビリティだそうだ。探索パートでも、オブジェクトの炎を消す際に使用していた。また別の敵とのバトルでは、いわゆるジャスト回避のようなアクションも確認できる。
映像後半では、超巨大な敵とのバトルも披露されている。頭部にあるツノのようなものが弱点のようで、ソニックは振り下ろされた腕を伝って駆け上っていく。また、サイループをおこなって足を持ち上げ、足の裏を攻撃する場面も。サイループには敵を浮き上がらせる効果があり、さまざまなシーンで活用できるようだ。
今回公開された映像に対しては、オープンゾーンのフィールドを自由に駆け回るという、シリーズとしての新たなゲームプレイに対して、期待を寄せるコメントが多くみられる。一方で、探索やバトルについて、ソニックらしいスピード感に欠けるという指摘や、静かなピアノBGMが合わないと不満を述べる人もいる。映像が投稿されたYouTubeでは、どちらも好評の半数程度の不評が投じられており(ブラウザ拡張機能により確認)、賛否両論といった様子である。
『ソニックフロンティア』は、PC/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに、2022年冬に発売予定。オープンゾーンでは、ほかにどのようなことができるのか、さらなる続報に注目が集まる。