『ウィッチャー3 ワイルドハント』新世代機版が2022年第4四半期に発売へ。ドラマ版から影響受けたコンテンツも配信予定
CD PROJEKT REDは5月19日、『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新世代機版を、2022年第4四半期(10〜12月)に発売すると発表した。当初は2021年内の発売が計画されていたものの延期。今回、新たな発売時期が設定された格好だ。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、PC/PS4/Xbox One向けに2015年に発売されたオープンワールドRPG。2019年にはNintendo Switch版もリリースされ、今年4月時点で4000万本を売り上げている大ヒット作である。
本作の新世代機版とは、すなわちPS5/Xbox Series X|S向けの最適化を意味する。ゲーム本編および追加コンテンツの拡張ストーリーに対して、ビジュアル面・技術面のアップグレードを実施。新たにレイトレーシングにも対応するほか、ロード時間の高速化もおこなわれる。なお、こうしたアップグレードはPC版にも提供される。
さらに、Netflixのオリジナルドラマ「ウィッチャー」とコラボする無料DLCも提供予定。同ドラマから着想を得たアイテムを配信するとのこと。詳細はまだ明かされていないが、CD PROJEKT REDのリードクエストデザイナーPhilipp Weber氏はかつて、「ドラマ版のゲラルトのアーマーを着られるようになるかもしれない」とコメントしていた(関連記事)。
こうしたアップグレードと新コンテンツを含む新世代機版は、「Complete Edition」として発売予定。また、PC/PS4/Xbox One版の所有者にはオンラインアップグレードプログラムが用意され、日本では有償でアップグレード可能。料金は未定。海外では無償アップグレードが提供されるが、日本においては不当景品類および不当表示防止法にかかわるため有償にせざるを得なかったようだ。CD PROJEKT REDは、アップグレード料金は可能な限り少額とし、収益については公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会に定期的に寄付するとしている。
『ウィッチャー3 ワイルドハント』の新世代機版は、2022年第4四半期に発売予定だ。今年2月には、同じく延期されていた『サイバーパンク2077』の新世代機版がついにリリースを迎えており、本作についてはこれ以上の延期はないものと期待したい。