『洞窟物語』をローグライク化した二次創作ゲーム『Doukutsu Randamu』無料配布中。日本語化予定も発表
個人開発者Trashbox Bobylev氏は5月20日、『洞窟物語』の二次創作ゲーム『Doukutsu Randamu』を日本語化することを発表した。
『洞窟物語』は、開発室ピクセルの天谷大輔氏が2004年にリリースした探索型2Dアクションゲーム。プレイヤーは、ジャンプやショットを駆使しながらエンディングを目指す。洞窟内部は広大なエリアが広がっており、敵キャラクターやトゲなどのトラップが存在。冒険を進めるなかで手に入るさまざまな武器を使い分けながら、危険な洞窟のなかを進んでいくのだ。手ごわいながらも緻密に計算された難易度、先の展開が読めないシナリオなど、完成度の高さが評価され、現在でもインディーゲームの傑作として知られている。
そんな『洞窟物語』をローグライクゲーム化した作品が『Doukutsu Randamu』だ。同作では、マップをランダムに自動生成。23種類の異なるレイアウトが用意されており、それぞれ生成のされ方やギミックが異なる。一部のレイアウトは、洞窟の深部まで潜ったときに出現。周回ごとに10のレベルが用意されており、2レベルごとにボスが出現する。
洞窟内部には、アイテムも存在。これらを入手することで、より素早く動いたり、効率的に敵を殲滅したりすることが可能だ。さらに一部のアイテムは、謎のエネルギーと組み合わせることもできる。またゲーム内楽曲としては、原作のアレンジやオリジナルのBGMも用意されている。プレイヤーの進捗はスコアとして記録され、ランキングに記載。また難易度選択が用意されているほか、最終ボスを倒したあとにも探索を続けることが可能だ。
プレイアブルキャラクターとしては、20人ものキャラクターを用意。たとえば、ベーシックな性能をもつQuoteのほか、スピードは遅いが多くのヘルスをもつCurly Brace、複数の近接武器を使い高くジャンプできるKingなど、多彩なキャラクターが用意されている。
『Doukutsu Randamu』は2022年2月に公開され、アップデートを続けてきた。こうしたなか、開発者のTrashbox Bobylev氏は「日本のコミュニティからの注目が高まっているため」日本語化に取り組むことを決定したという。同氏自身は日本語を知らないため、DeepLで翻訳したものをベースにするそうだ。正確性についてのフィードバックを待っているとのこと。
『Doukutsu Randamu』はitch.ioにて無料で配布中だ。