妖怪風呂屋経営ゲーム『Spirittea』発表、日本語対応。町の風呂屋を再建し、悩める精霊たちをご案内
パブリッシャーのNo More Robotsは5月19日、Cheesemaster Gamesが手がける風呂屋経営ゲーム『Spirittea』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|Sで、2022年内配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応する。
『Spirittea』は、とある田舎町に存在する風呂屋を運営する作品だ。日本らしき土地が舞台となっており、その町を訪れた主人公は、ネコの妖怪ともいうべき精霊と出会う。その精霊によると、人間が精霊にお供え物をしなくなり、その存在を思い出すこともなくなり、精霊たちが迷子になって悪さをしているという。そんな精霊たちの悩みを解決し、風呂屋でくつろいでもらうのだ。
町の山中にある大きな風呂屋は、太古の精霊が建てたのだという。今は利用されていないのか、荒れ果てた状態にある。プレイヤーは、ほうきでクモの巣を払ったり、お客に使ってもらうタオルを集めて洗ったり、また風呂を沸かすための薪を用意したりと、営業再開のための準備をおこなう。
一方で、町では悩める精霊たちと出会える模様。ピーナッツバターがほしいとか、失くした宝物を見つけたいとか、さまざまなお願いをしてくるため、それを叶えてあげよう。そうして悩みが解決した精霊たちを、風呂屋に案内することとなる。
精霊たちには、それぞれ好みの風呂があるという。湯加減であったり、湯に混ぜる秘薬の種類であったり。また、気心の知れた精霊の仲間もいれば、顔を合わせたくない相手もいる。そうした精霊の好みや関係性を把握したうえで、適切な風呂へと案内するのだ。そのあとは背中を流してあげよう。
風呂屋はアップグレードが可能で、拡張することでより多くの精霊たちを迎えることができる。また、風呂屋では料理も提供。レシピをもとに、さまざまな料理を作ることとなる。材料は町などで調達する必要があるようだ。
本作では風呂屋で働くかたわら、町にも繰り出すことになる。さまざまな住民が暮らしており、仲良くなることで探索できる場所が拡大していく。また、風呂屋の修繕やアップグレードには、町の家具屋の力を借りることになるという。精霊だけでなく町の住民とも交流しながら、すべての精霊を風呂屋に迎えることを目指すのだ。それが、ひいては町の平和に繋がることになる。
『Spirittea』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2022年内配信予定だ。
【UPDATE 2022/5/19 19:40】
『Spirittea』の日本での展開について、パブリッシャーのNo More Robotsに弊誌が確認したところ、PC(Steam)版はもとより、Nintendo SwitchおよびXbox One/Xbox Series X|S向けにも日本でリリース予定とのことだった。先述した、本作が日本語表示に対応する点についてもあらためて確認できた。
また本作については、スタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせるという意見がみられる。カナダを拠点にする開発元は、実際に同作から大きな影響を受けているという。さらに、人と妖怪の物語を描くアニメ「夏目友人帳」からも影響を受けているとのことだ。