ホラー経営シム『Ravenous Devils』4月30日に国内配信へ。仕立て屋のお客を、レストランで使うお肉にしてしまう極悪夫婦経営

デベロッパーのBad Vices Gamesは4月15日、『Ravenous Devils』を日本時間4月30日に配信すると発表した。『Ravenous Devils』は、極悪夫婦が連携するホラー経営シミュレーションゲームだ。

デベロッパーのBad Vices Gamesは4月15日、ホラー経営シミュレーションゲーム『Ravenous Devils』を、現地時間4月29日に配信すると発表した(日本では4月30日配信)。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。Xbox版の予約受付がすでに開始しており、価格は580円だ。

『Ravenous Devils』は、とある夫婦を主人公とする経営シミュレーションゲームだ。19世紀のロンドンをモチーフにした決して治安が良いとはいえない街に、その夫婦は引っ越してきてお店を開く。妻のヒルドレッドはレストランを経営。そして同じ建物の2階では、夫のパーシバルが洋服の仕立て屋を営む。本作では、ふたりを上手く連携させながらお金を稼いでいくことになる。

レストランと仕立て屋がどのように連携するのかというと、メインとなる要素として“食材”の調達が挙げられる。なんと仕立て屋を訪れたお客を殺し、その人肉を使って料理を作り、レストランで提供するのだ。犠牲となった人物が着ていた服は、仕立て屋で使う生地として再利用することができる。一石二鳥である。

仕立て屋では、“仕入れた”生地とミシンを使って洋服を作ることができ、店頭に展示しておくと訪れたお客が購入してくれる。また店には、服をオーダーしにくるお客もいる。そんな特別なお客は、奥の部屋にご案内。二人きりになったところで惨殺し、着ている服を剥ぎ取り、遺体を地下室に繋がるダクトへと放り込もう。


地下室はレストランのキッチンとなっている。ダクトを通じて遺体が降ってきたら、ミンチ機にかけて料理の材料とする。そしてレシピをもとに人肉とほかの食材と組み合わせて、オーブンにて調理。料理が出来上がったら、1階のレストランでお客に提供する。仕立て屋にもレストランにも、営業中は次々にお客が訪れるため、商品を切らさないよう忙しなく働くことになるだろう。仕立て屋では、血だまりを都度掃除することも忘れてはならない。

本作には、作った料理の数や、洋服・料理を売った数、そして殺害人数などの目標が設定されており、目標を達成するとその日の営業が終了。稼いだお金をもとに店のアップグレードをおこなえる。たとえば、キッチンの調理設備や食材の追加、調理時間やミシンの速度アップ、また洋服を展示するマネキンの追加や、レストランのテーブル席の追加などが可能。最上階にある温室で、野菜を育てることも可能になるようだ。

そうしたアップグレードによってより多くのお客を受け入れつつ、効率的に仕事をこなしながら利益を最大化させるのだ。またアップグレードはお客の満足度の向上にも繋がり、お店の評判が上がれば収益にボーナスがつくようになる。一方で、この夫婦のビジネスの秘密については、何者かが感づいているという。お店を経営するなかでは、その謎の存在に注意を払う必要がある模様である。


『Ravenous Devils』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに4月30日に国内配信予定だ。Nintendo Switch/PS4/PS5版の日本でのリリースの有無については不明ながら、本作はIARCレーティングにて18歳以上対象とされているため、開発元がCEROレーティングを新たに取得しない限り配信できなさそうである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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