『Portal』スピンオフ『Aperture Desk Job』無料配布開始、日本語対応。トイレ検査から始まる奇天烈な冒険

Valveは3月2日、『Aperture Desk Job』の無料配布を開始した。『Aperture Desk Job』はパズルゲーム『Portal』の世界観をもとにしたアドベンチャーゲームだ。

Valveは3月2日、『Aperture Desk Job』の無料配布を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応。本作はSteam Deck向けに開発されており、PCで遊ぶためにはコントローラーが必要となる。 

『Aperture Desk Job』はパズルゲーム『Portal』の世界観をもとにしたアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは、Aperture Science社に入社したばかりの新入社員。気のいい人工知能グレイディとともに、地下深くでの作業に勤しむこととなる。その仕事とは、製品検査官。ベルトコンベアから流れてくる製品、トイレ便器をひたすら検査していくのだ。 

プレイヤーの目の前にはデスクが用意されている。デスクにはABXYボタンやLRトリガーなど、コントローラー/Steam Deckに対応したボタンが用意。これらのボタンを指定通りに押していくことで、トイレがしっかり機能するのかを検査していくこととなる。 
 

 
ひたすら単調な作業が繰り返されるかと思いきや、ある出来事を境に状況が一変。プレイヤーはデスクのボタン操作をもとに、さまざまな局面を切り抜けていくこととなる。詳細は伏せるものの、単純なボタン操作だけではなく、ときにはやや精密な操作も求められるなど、多彩なシチュエーションが待ち受ける。またジャイロ操作や音声認識が求められる場面もあり、プレイヤーを飽きさせない。 

Valveがストアページで言及しているとおり、本作は『Portal』のナンバリング作品となるような正当続編ではなく、長さも1時間程度とコンパクト。ただしその分、『Portal』の世界観をさらに拡げる事実も隠されており、シリーズファンとしては満足度の高い作品となるだろう。 
 

 
『Aperture Desk Job』はSteamにてPC向けに無料配布中だ。操作にはコントローラーが必要となるため、注意してほしい。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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