『フォートナイト』PS4/PS5/PC版がジャイロ操作に対応。最新アップデートv19.30にて

 

Epic Gamesは2月15日、『フォートナイト』向けにアップデートv19.30を配信した。これにより、PC/PlayStation 4/PlayStation 5版が、ジャイロ操作に対応している。

ジャイロ操作は、コントローラーに内蔵されたモーションセンサーを利用し、コントローラーを傾けてカメラ操作をおこなう方式のこと。本作では、これまでNintendo Switch版とAndroid版が対応していた。そこに、標準コントローラーでジャイロ機能を利用できるPS4/PS5、そしてPCも新たにサポートされたかたちだ。PC版では、DualSenseもしくはDUALSHOCK4コントローラーをUSB接続することでジャイロ操作を利用できる。


ジャイロ操作の有効/無効化は、設定の「タッチとモーション」タブ内の「ジャイロ照準」の項目にて設定可能。また「アクティブモード」の項目では、戦闘時や建築時の、どのタイミングでジャイロを有効にするのかをあらかじめ設定しておくことができる。たとえば戦闘時では、スコープでエイムした時のみ、エイム全般、エイムに加え収集ツール使用時、そして常時使用から選択可能だ。一方の建築時には、編集中のみ、常時使用、そして無効から選べる。

このほか、感度や加速度なども調整可能。さらに「高度ジャイロオプション」をオンにすると、回転の軸を変更したり、ジャイロ照準をその場で反転させるボタンを割り当てたりなど、さらなる設定にアクセスできる。

なお、アクティブモードのいずれかの項目にて「常時」を選択した場合には、コントローラーの位置をリセットするために、ジャイロを無効にするほかの方法を確保しておくことが推奨されている。具体的には、右スティック操作でリセットするように「視点スティック効果」を設定するか、コントローラーに「ジャイロ補正」のボタンをアサインする方法がある。

ジャイロ操作対応にあたっては、「フリックスティック」機能も同じ設定タブ内に追加された。これはジャイロ操作利用時に、右スティックを傾けた方向に素早くカメラを向ける機能だ。ジャイロ操作では、スティック操作に比べてより高精度なエイムが可能になるとされているが、設定感度によっては素早くかつ大きくカメラを動かす操作には向いていない。フリックスティックは、それを補完する役目となるだろう。

今回のアップデートではほかに、ゲームモード選択画面が削除された。本作を起動すると、「バトルロイヤル」モードのロビーにいる状態で開始する。「世界と救え」と「クリエイティブ」モードのプレイに関しては、「プレイ!」ボタンの上にある「変更」ボタンからアクセスできる、「ディスカバリー」画面に移動された。バトルロイヤルをメインに遊ぶプレイヤーは、よりスムーズにゲームに参加できるようになったかたちだ。なお、世界と救えとクリエイティブに関しては、「最近プレイしたゲーム」や「自分のお気に入り」から簡単にアクセスすることができる。

『フォートナイト』は、PC/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中。今回のアップデートv19.30の詳細は、公式サイトのパッチノートを確認してほしい。