Crytekが『Crysis 4』を開発中であることを示唆。公開された映像には、ナノスーツのヘルメットらしきものがチラリ

Crytekは1月26日、「4」という数字を強調した映像を公式Twitterアカウントを通じて投稿した。『Crysis 4』のティザーであるとみられる。

デベロッパーのCrytekは1月26日、「4」という数字を強調した映像を公式Twitterアカウントを通じて投稿した。『Crysis 4』のティザーであるとみられる。


投稿された映像では、太陽のような惑星や、多数の六角柱状のオブジェクト、崩れ落ちるビル、細胞のようなイメージなどを映し出したあと、「4」という数字に帰結している。そして、「旅に加わり、ヒーローになろう」というメッセージが表示されている。そして映像をよく見ると、14秒あたりに一瞬だけヘルメットのようなものも映っている。『Crysis』シリーズで主人公が着用するナノスーツのヘルメットのようだ。

実はこのツイートが投稿される直前には、CrytekはWeiboやBiliBiliといった中国向けSNS上にて、『Crysis 4』を開発中であることを明らかにしていた。ゲーム内容などの詳細には触れていなかったものの、上述したヘルメットの画像(以下の画像)とともに、新たな戦場が舞台となることも示唆していた(Eurogamer)。ただ、いずれの投稿も現在は削除されているため、正確な情報であったのかどうかは何ともいえない。


『Crysis』シリーズは、Crytekが開発するFPSだ。これまでに『Crysis』から『Crysis 3』までの三部作のほか、スピンオフの『Crysis Warhead』がリリース。また、一昨年からは三部作のリマスター版が発売されている。主人公は、光学迷彩のクロークなど特殊性能をもつナノスーツを着用し、また武器のカスタマイズなどをおこないながら、セフと呼ばれるエイリアンなどに立ち向かう。

三部作においては、それぞれ主人公を変えながらも、1作目から登場しているアメリカ特殊部隊の隊長プロフェットにまつわる物語として描かれ、『Crysis 3』にて完結したとされている。となると、『Crysis 4』ではまた新たな物語が始まるということかもしれない。また作品の舞台としては、フィリピン海に浮かぶリンシャン島やニューヨークが選ばれてきた。今回公開された映像では、崩壊する巨大都市のような場面も見られるが、どういったロケーションとなるのか興味深い。ハイクオリティなビジュアルも特徴のシリーズであるため、そういった点でも注目されそうだ。

『Crysis 4』の発売時期や対応プラットフォームなども、現時点では不明。正式発表を待ちたい。またCrytekでは、現在さまざまな職種についてスタッフを募集している。

【UPDATE 2022/1/26 23:00】

CrytekのCEO Avni Yerli氏は1月26日、『Crysis』シリーズの新作を開発中であることを、公式サイトにて正式に発表した。同氏は「『Crysis』シリーズの4作目」と表現しており、正式タイトルについては未定のようだ。上のトレイラーでも「Crysis 4(仮題)」とされている。また、ゲームの詳細には触れていないが、“真の次世代シューター”になると述べている。

Yerli氏は、新作はまだ開発初期段階であり、発売までにはまだしばらくかかるとコメント。ただ、Crytekはコミュニティとともにゲームを作り上げてきた歴史があるとし、コミュニティからの意見を聞くためにも、この段階で開発中である事実を公開したそうだ。

また同氏は、『Crysis』シリーズは多くのファンに愛されてきた大切な作品であり、なかには1作目をプレイしたことをきっかけにして、ゲーム業界で働くようになった人もいるほどだと述べる。そして、新作についてはすべてのファンの期待に応えられるものにしたいと意気込みを語っている。新作の続報については、開発が進み準備が出来たものから届けていくとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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