伝奇アドベンチャー『被虐のノエル』Nintendo Switch版が2022年2月10日に配信決定。新規ストーリー「Season3.5」も収録する本格リメイクに

PLAYISMとバカーは12月28日、伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』のNintendo Switch版を、2022年2月10日に配信すると発表した。ゲーム要素や演出を大幅に強化。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMと、株式会社バカーが運営するゲーム連載メディア「ゲームマガジン」は12月28日、伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』のNintendo Switch版を、2022年2月10日に配信すると発表した。価格は2480円(税込)の予定。なお、本作はPlayStation 4/Xbox One版も開発中で、こちらも順次リリース予定とのこと。


『被虐のノエル』は、ゲーム作家のカナヲ氏が手がけ、「ゲームマガジン」にて2016年から連載形式で配信されている伝奇アドベンチャーゲームだ。主人公の少女ノエルは、栄誉ある“式典奏者”になるためのピアノコンクールで優勝を逃したものの、市長バロウズから選考に不正があったと聞かされる。そして、自身が“本当の式典奏者”になるために、彼女は大悪魔カロンを呼び出して“契約”を結ぶことに。しかし、その代償として身体の一部を奪われてしまう。

瀕死状態だったノエルはカロンに救われ、バロウズへの“復讐”を持ちかけられる。カロンは、バロウズに利用されたことで怒りが収まらなかったのだ。そして協力関係を結んだふたりは、次々に訪れる危機に立ち向かいながら、次第にバロウズを追い詰めていく。


今回リリースされるNintendo Switch版は、ゲームマガジン連載版の前半部にあたる「Season1」から「Season7」を収録。ゲーム要素や演出を大幅に強化し、さらにセリフやストーリーも大きく追加する、本格的なリメイクがおこなわれる。「RPGツクール」にて制作されていた連載版では、主にスマホ上での同ツールの挙動の限界から、表現可能なゲーム要素や演出が大幅に制約されていたという。

しかし今回の家庭用機への移植にあたって、そうした制約から解放されたそうだ。操作性についても、ゲームコントローラーを前提に見直しがおこなわれる。また、最終章に差し掛かっている連載版の内容をふまえて、キャラクターのセリフを掘り下げて、物語をさらに深く楽しめるようアップデート。本作をプレイ済みのユーザーも、新鮮な気持ちで楽しめるとしている。発表では、「本来プレイしてほしかったゲーム体験」になるとアピールされている。

さらに、完全新規の追加ストーリーとして「Season3.5」も収録される。シリーズ初期の「バロウズ編」の最終話にあたる「Season3」と、シリーズ中盤の「ジリアン編」の最初にあたる「Season4」の合間に起きていた出来事を、ラプラス市内の様子を描きながら展開していくストーリーになるという。

このほか、Nintendo Switch版では起動後の画面にて、オープニングムービーが主題歌「逆光同盟」とともに流れる。ムービーは、『殺戮の天使』を手がけた真田まこと氏が監修。主題歌は、「カゲロウ・プロジェクト」などで知られるじん氏が担当している。

『被虐のノエル』のNintendo Switch版は、2022年2月10日に配信予定だ。PS4/Xbox One版も順次リリース予定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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