高評価デッキ構築型RPG『グリフトランド』Nintendo Switch版国内配信開始。バトルから交渉まで、プレイヤーの選択がカギを握る

Klei Entertainmentは12月9日、デッキ構築型RPG『Griftlands(グリフトランド)』のNintendo Switch版を国内配信した。『グリフトランド』は、ローグライク要素のあるデッキ構築型RPGだ。

デベロッパーのKlei Entertainmentは12月9日、デッキ構築型RPG『Griftlands(グリフトランド)』のNintendo Switch版を国内配信した。価格は2050円。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Griftlands』は、荒廃した過酷な世界Havariaを探索する、ローグライク要素のあるデッキ構築型RPGだ。主人公には、冒険家のSal、老齢のスパイRook、怠け者の放浪者Smithという3人のキャラクターがおり、それぞれが独自のデッキや能力、そして探検すべき地図をもっている。プレイヤーはこのなかからひとりを選択し、クエストをこなしながら各々の物語を進めていく。登場する敵やクエスト、イベントの組み合わせは、プレイするたびに組み替えられる。

本作は、戦闘のためにデッキを構築するだけでなく、交渉のためのデッキも別に用意されていることが特徴だ。脅迫や口車、嘆願などのカードを切り、バフ・デバフ効果により刻々と変化する状況に戦略的に対応しながら、言葉の力で相手と駆け引きをおこなう。上手く交渉をおこなうことで、戦闘を回避できることもあるだろう。


戦闘に突入した場合は、戦闘用に構築したデッキを使いターン制バトルをおこなう。攻撃や防御などの効果をもつカードを、割り当てられたアクションポイントのなかで切って戦うのだ。傭兵を雇い、チームとして戦うこともできる。戦闘では相手を倒すことはもちろん可能だが、状況によっては相手を逃がす選択も可能。どちらを選んでも、その後の展開に影響を与える。

本作の世界には200人を超えるNPCがおり、それぞれの派閥への忠誠心や、主人公に対する評価がステータス化されている。NPCは、プレイヤーがどのような選択をおこなったかを記憶し行動するため、たとえば裏切った相手から恨まれることも起こり得る。NPCとの関係性によって、ゲームプレイに影響を与える効果が付与されることもあり、そうした面でも戦略的な立ち振る舞いが求められるわけだ。


本作は、2019年7月に早期アクセス配信を開始。そして今年6月に正式リリースされ、Steamのユーザーレビューでは現時点で95%が好評とする「圧倒的に好評」を獲得している。正式リリースに際してはXbox One/Xbox Series X|S版および海外Nintendo Switch/PS4版もリリースされていたが、今回ついにNintendo Switch版も国内配信された。

余談ではあるが、開発元Kleiは今年6月の時点では、日本のコンソールでのリリースについては、認証プロセスやレーティング取得などによりハードルが高いと弊誌に語っていた。その際には、弊誌側でIARCなどリリースまわりについて案内。これらが関係したかどうかは定かではないが、Nintendo Switchでの国内リリースに漕ぎ着けることができたようだ。

『Griftlands(グリフトランド)』は、Nintendo SwitchおよびPC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに国内配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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