オープンワールド異星探索サバイバル『ICARUS』Steamにて配信。『DayZ』開発者が手がけた新作、制限時間内に貴重な資源を持ち帰れ
デベロッパーのRocketWerkzは12月4日、サバイバルゲーム『ICARUS』をPC(Steam)向けに配信した。価格は3090円で、12月7日までは10%オフの2781円で購入可能。本作は、『DayZ』のクリエイターとして知られるDean Hall氏が手がけた新作だ。
『ICARUS』は、最大8人での協力プレイに対応するPvEサバイバルゲームだ。舞台となるのは惑星イカルス。この星は、かつて人類によるテラフォーミング計画に失敗し危険な環境へと変貌したが、貴重な新種物質が発見されたことをきっかけに、その価値が見直されるように。プレイヤーは、新種物質を求める探鉱者プロスペクターとして、軌道上の宇宙ステーションからイカルスに降り立つ。
本作は、時間制限のあるセッションベースのゲームプレイを採用しており、制限時間はミッションの種類によりさまざま。惑星イカルスは、森林から砂漠、雪山までさまざまな環境を有する、64平方kmの広大なオープンワールドとして表現されており、探索しながらミッションの完遂を目指すのだ。ただし、この星では有毒な環境や危険な生物、厳しい気候が待っている。何よりもまず、資源獲得とクラフトによって生き抜かなければならない。
クラフトにおいては、たとえば武器や弾薬、建築材料などを作成可能。拠点となる建物を建設することもできるのだ。また、本作には時間制限のない小規模なマップも用意され、そこでは前哨基地を思うままに建設することもできるという。このほか、本作には3種類の技術ツリーが存在し、それぞれ道具のクラフトやプレイヤースキルの向上、軌道上での技術開発に結びついている。
ミッションの制限時間が迫ってくれば、宇宙ステーションに帰還するための脱出シャトルに乗り込まなければならない。新種物質を持ち帰ることができれば、新たな技術を開発するなどし、次のミッションでの生存確率が向上する。一方、もし脱出シャトルに間に合わなかった場合はイカルスに置き去りとなり、キャラクターや技術ツリーを失ってしまうこととなる。
配信開始したばかりの本作は、同時接続プレイヤー数の初日のピークにして約3万5000人を記録(SteamDB)。Dean Hall氏の新作ということもあってか、まずまず好調な滑り出しとなったようだ。一方で、Steamのユーザーレビューのステータスは、本稿執筆時点で56%が好評とする「賛否両論」となっている。レビューでは、不安定な動作やバグといった最適化不足や、チュートリアルがないことへの不満などが挙げられている。今後改善されていくことを期待したい。
また、本作は日本語対応とされているものの、一部未翻訳の部分があるとの指摘もある。この点について開発元は、ストア上にて不具合であると説明。一刻も早く修正するために対応作業に努めているとのことである。
『ICARUS』は、PC(Steam)向けに配信中だ。