リメイク版『ファイナルファンタジーVII』は”複数のパート”に分かれて販売するシリーズ作品に

スクウェア・エニックスは、リメイク版『ファイナルファンタジーVII』の販売形式が複数のパートに分かれたものとなることを明らかにした。

スクウェア・エニックスは、リメイク版『ファイナルファンタジーVII』の販売形式が複数のパートに分かれたものとなることを明らかにした。これはスクエニが各メディアに対しプレスリリースにて発表したもので、国内では”分作”になると明言されている。『FFVII』の各パートではユニークなプレイ体験が提供されるとのことだが、現時点で何パートに別れるのか、販売間隔はどの程度になるのか、また各パートの価格がいくらになるのかなどは明らかにされていない。

いわゆるエピソード形式の販売形態は、現在も『The Walking Dead』や『Life is Strange』といったアドベンチャーゲームなどで採用されているが、ロールプレイングゲームを分割して販売するのは珍しい例だと言えるだろう。国内ではカプコンが『バイオハザード リベレーションズ 2』にてエピソード販売形式を採用しているが、こちらは毎週水曜日に連続して全4章をリリースするという手法を採用していた。

予想外のアプローチながらも、確かに『ファイナルファンタジーVII』は現代のフリーロームなオープンワールド的ゲームと言うよりは、物語がリニアに進んでいき探索範囲が広がっていくクラシックなRPGタイトルである。開発リソースを抑えつつプレイヤーの手に早く届けようと考えた場合、リメイク版『ファイナルファンタジーVII』がエピソード形式になることは理にかなっているのかもしれない。もちろん、最初から完成した状態でリリースして欲しいとの声も理解できるところだが。

なお今回の報道に関してはWall Street Journalの記者Tkashi Mochizuki氏が広報に問い合わせており、『ファイナルファンタジーVII』のリメイク版が非常に巨大なデータサイズとなること、また基本のストー リーシナリオは原作と同じながら新たなシーンも追加していることを明らかにしている。

『ファイナルファンタジーVII』のリメイク版は今年6月のE3 2015にて正式発表され、先週のPlayStation Experienceにて最新のトレイラーが公開。正式名称が『ファイナルファンタジーVII リメイク』となることなども明らかにされていた。最新映像では、従来のコマンド式戦闘というよりは、『ファイナルファンタジーXV』に近いリアルタイムでアクション度の高い戦闘システムが示されている。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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