『スプラトゥーン』、「The Game Awards 2015」の「ベストシューター賞」に輝く。『CoD:BO3』や『Halo 5』など抑え、日本ゲームの受賞は初

任天堂のシューティングアクションゲーム『スプラトゥーン』が、「The Game Awrads 2015」の「ベストシューター賞」に輝いたことがわかった。「The Video Game Awards(旧VGA、VGX)」にて日本のゲーム作品がシューター部門にノミネートされ、あまつさえ受賞するのは初となる事態だ。

任天堂のシューティングアクションゲーム『スプラトゥーン』が、「The Game Awrads 2015」の「ベストシューター賞」に輝いた。「The Video Game Awards(旧VGA、VGX)」にて日本のゲーム作品がシューター部門にノミネートされ、あまつさえ受賞するのは初となる事態だ。シューターといえば北米や欧州デベロッパーの得意分野であることを考慮すれば、『スプラトゥーン』は偉業を成し遂げたと言えるだろう。

今年ベストシューター賞にノミネートされていたのは『スプラトゥーン』をふくむ全5作品で、『Call of Duty: Black Ops 3』や『Destiny』の拡張版「The Taken King」、さらに『Halo 5: Gurdians』や『Star Wars Battlefront』。『スプラトゥーン』はエリアを塗り潜伏するという真新しいメカニックを搭載した作品で、シリーズの続編や拡張などマンネリ気味のラインナップが並ぶなか、『スプラトゥーン』の新鮮さは審査員の心に強く響いたのかもしれない。

ベストシューター賞(VGA時代はベストFPSアクションとも)の歴代の受賞作を見ていくと、2003年『Call of Duty』、2004年『Halo 2』、2005年『F.E.A.R.』、2006年『Gears of War』、2007年『CoD4:MW』、2008年『Gears of War 2』、2009年『CoD:MW2』、2010年『CoD:BO』、2011年『CoD:BO3』、2012年『Borderlands 2』、2013年『BioShock Infinite』、2014年『Far Cry 4』と続く。ここに『スプラトゥーン』が並べると、あらためてその異例さがわかるところだ。

なお『スプラトゥーン』は「The Game Awards 2015」のベストマルチプレイヤー部門でも受賞しており、今回2冠をはたしている。「The Game Awards 2015」以外では、「British Academy Children’s Awards」のベストゲーム賞、「Golden Joystick Awards」のベスト任天堂ゲーム賞を獲得している。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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