ハッピー悪夢サイコホラー『Happy Game』10月28日配信へ。待ち受けるのは幸福か、暴虐か
デベロッパーのAmanita Designは10月21日、ホラーアドベンチャーゲーム『Happy Game』を、10月28日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switchで、Nintendo Switch版の価格は1444円。ゲーム内は日本語表示に対応する。
『Happy Game』は、悪夢を見る少年を幸福な気持ちにさせることを目指すホラーアドベンチャーゲーム。ベッドで眠りについた少年は、どこか楽しげな雰囲気がありながらも、次第におぞましい状況へと巻き込まれていく夢を見る。本作には、3つの悪夢が収録されており、プレイヤーは悪夢から逃げようとする少年を助けるのだ。
悪夢から逃れるには、いくつものパズルを解かなければならない。本作は、手の形をしたカーソルを使うスタイルを採用。夢の中にいる少年を掴んで横にドラッグすると少年が移動し、その先々でパズルをこなすこととなる。
たとえば、紐で吊るされた大きなオブジェクトがいくつか置かれている場面では、適切な手順に従えば、カーソルを使ってオブジェクトを引き上げることが可能。その下からはおもちゃの人形の胴体や頭部が現れ、正しい組み合わせを作るべくパズルをこなしていく。ほかにも、カーソルの手を使ってレバーのようなものを引いたり、オブジェクトを揺らしたり、パズルの種類によってさまざまな操作が求められるようだ。
登場するパズルのオブジェクトなどは、スマイルマークが描かれていたり、子供のおもちゃをモチーフにしたものがあったりなど、子供が好みそうなカワイイものばかり。主人公の少年も、そうしたものに興味を惹かれる様子をみせる。しかし、パズルを解いていくに従って、あるいはステージを進むに従って、登場するオブジェクトや周囲の環境はホラーめいた様相に。悪夢のような状況へと変貌していき、少年は苦しむこととなる。
本作を手がけるAmanita Designは、『Machinarium』や『Samorost』『Chuchel』など、個性的な作風で人気のデベロッパーだ。本作では、『Botanicula』にも参加したチェコのフリークフォークバンドDVAとふたたびコラボ。作中では、不気味な歌と金切声が聞けるとのこと。
『Happy Game』は、PC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch向けに10月28日配信予定。Steamでは体験版が配信されているため、興味のある方は試してみてはいかがだろうか。