『ポケモンGO』の“ゲームプレイ体験”を向上させるテストが一部地域で開始へ。 タマゴ孵化時のスキップ、新たなポケストップの機能など

Nianticは10月13日、 位置情報ゲームアプリ『Pokémon GO(ポケモンGO)』の体験を向上させるためのテストをまもなく実施すると発表した。ポケストップの新機能などを含めた、ゲームプレイの小規模な調整に関するテストをおこなっていく。

Nianticは10月13日、 位置情報ゲームアプリ『Pokémon GO(ポケモンGO)』の体験を向上させるためのテストをまもなく実施すると発表した。今後数か月をかけて一部地域を対象に、ポケストップの新機能などを含めた、ゲームプレイの小規模な調整に関するテストをおこなっていく。

現在発表されている一部のテスト内容は、以下のとおり。

・新規トレーナーのニックネームの提案
・ゲームプレイのヒントの内容の追加
・ポケストップの新機能
・タマゴがかえる際のアニメーションのスキップを含む、タマゴをかえすことに関するアップデート
・新規トレーナーに『ポケモンGO』の世界を紹介する「スペシャルリサーチ」

すでに機能が固定化されているポケストップに新たな要素を足し、タマゴのアニメーションスキップの実装など、ゲームプレイの根幹にメスを入れる内容となっている。 詳しい内容や、対象地域に日本が含まれるかどうかはまだ明らかにされておらず、アップデートが意図どおりに機能することを確認したうえで最終版を配信するとしている。

Nianticは、9月に表明した今後の運営方針において、ユーザーとのコミュニケーション面の改善を約束していた。その背景には、コロナ禍において実施されていたアクセス可能距離の延長措置を一部地域で元に戻したことで端を発した、大規模な抗議活動などがある(関連記事)。同社はこの騒動を経て、あらためてユーザーの声に耳を傾けることの重要性を実感したとして、継続的にコミュニティリーダーとの対話を続けることなどを発表していた。これらの調整に関するテストについても、「コミュニケーション面の改善」の一環であると考えてよさそうだ。

公式Twitterでの発表ツイートにおいても、世界各国のユーザーからさまざまな要望を含めたリプライが続々と届いている。タマゴがかえる際のアニメーションのスキップについては好意的にとらえているユーザーが多いが、ポケストップの新機能についてなど、まだまだ明らかになっていない部分も多い。内容的には新規ユーザーの獲得を念頭に置いたアップデートともいえるが、既存ユーザーのプレイフィールを高める狙いも読み取れる。詳細な発表を楽しみにしておこう。

なお、本日 15日からはさまざまな2倍ボーナスが獲得できる「Pokémon GO ハロウィン」イベントが開始されている。 10月から隔月で発行するとしていたがいまだ続報のない「ディベロッパーダイアリー」なども含め、 今後の発表を期待したい。

Sachie Kawata
Sachie Kawata

小学生のとき、はじめてじぶんで買ったゲームが恋愛シミュレーションゲームでした。いろいろとやってみるのが好きです。

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