バスケ界のレジェンドが魔界の魔物たちと戦う戦う奇作『Shaq Fu』を知っているか、最新作の情報が明日にもお披露目へ

アメリカの元NBA選手シャキール・オニール氏は、格闘ゲーム『Shaq Fu』の最新作に関する情報を明日から開催される「The Game Awards」にて公開すると予告した。

アメリカの元NBA選手シャキール・オニール氏は、格闘ゲーム『Shaq Fu』の最新作に関する情報を明日から開催される「The Game Awards 2015」にて公開すると予告した。『Shaq Fu』はもとは1994年にリリースされたカルト的な人気を持つ格闘ゲームだ。2014年には最新作となる『Shaq Fu: A Legends Reborn』のIndiegogoキャンペーンが実施され、1339人の支援者から45万8884ドルを集めていた。

『Shaq Fu』は”イチローが戦国時代にタイムスリップしてムエタイで武将と戦う”ぐらい支離滅裂なタイトルだ。アメリカバスケットボール界のレジェンドである「シャック」ことシャキール・オニールが、なぜか東京のカンフー道場から魔界へと入り込み、行方不明の子供を救うため現地の魔族や生物たちと死闘を繰り広げるという内容。ゲーム自体は単なる出来のよくない2D格闘ゲームなのだが、そのあまりに荒唐無稽な設定や、ユニフォーム姿のシャックが魔の者たちと戦うシュールな絵面が受け、海外では一部からカルト的な人気を博している。

シャック自身は実在する伝説級のバスケットプレイヤーだ。1990年代から2000年代にかけて活躍したNBA選手で、巨大な身体とそれに見合わないメリハリの効いた動きが特徴だった

最新作となる『Shaq Fu: A Legends Reborn』の開発はBig Deez Productionsなるスタジオが担当しており、昨年のIndiegogoキャンペーン以降は、ほそぼそと開発内部の情報が伝えられていた。シャック自身は「ちょっとしたサプライズ」としており大きな情報公開はなさそうだが、「The Game Awards」にて新たなスクリーンショットや映像が登場するのであれば、”ごく一部”の『Shaq Fu』ファンが喜ぶことになるだろう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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